2007年6月21日木曜日

嘉手納基地内のジェット燃料事故に対する意見書と抗議決議を確認

本日、午前9時半から各派交渉会、10時から議会運営委員会が開かれ、「嘉手納基地内でのジェット燃料漏れ事故に対する意見書と抗議決議を25日の最終本会議冒頭に採択することを全会一致で決めました。
県企業局北谷浄水場は、嘉手納基地内にある18の井戸から地下水を取水し、県民に水を提供していますが、給水者の26%にあたる10万2,600人が那覇市民です。この問題は、基地周辺自治体だけの問題ではなく、すぐれて那覇市の重大問題です。
この問題は、6月15日に私の個人質問でも取り上げ、那覇市民の問題であり、市としても抗議し、対置入りを含め直ちに行動を起こすこと、これを阻んでいる日米地位協定の改定を訴え、市長の姿勢を質してきたところです。
今回も、昨日午前から、米軍が県の立ち入り調査を再び拒否したとの報道を受け、那覇市議会として看過できない、直ちに意見書と抗議決議をあげようと、議長や各会派に精力的に働きかけてきました。
各派も当然、市議会として行動を起こすべきと認識が一致し、今日の議会運営委員会での全会一致になりました。

 意見書、抗議決議は、

①徹底した環境汚染調査のため県、関係自治体の基地内立ち入りを認めること
②県や自治体が基地内立ち入り調査できない日米地位協定の抜本的改定を図ること
③地下水が市民・県民の飲料水となっていることに鑑み、整備点検及び安全管理を厳重に行い、再発防止を図ること。事故に関する情報の伝達を関係機関に速やかに行うこと
④事故原因を徹底的に究明し、その結果を速やかに公表すること
⑤汚染された土壌の処理を速やかに行い、結果を公表すること

となっています。宛先は米軍関係と日本政府の各関係大臣宛です。

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