2009年12月31日木曜日

この一年のご支援に感謝

2009年も幕を閉じ、新たな激動の年の幕がやがて開けようとしています。

今年も大変お世話になりました。

今日は、やっと事務所の掃除にかかることができました。

この一年のたまったごみを出して整理したりと結構の重労働でした。

明日は朝から新年の街頭宣伝です。

来年もよろしくお願いします。

渡久地修

2009年12月30日水曜日

名護市長選挙必勝と普天間基地撤去のたたかいへの募金の訴え

名護市長市長選挙が1月24日投票で行われます。

名護市と沖縄の将来だけでなく、日本の国の政治の今後を左右する重要な選挙になっています。

日本共産党は辺野古への新基地建設は絶対に認めないという稲嶺ススムさんの勝利めざして全力をあげています。

現地に対策本部も設置して宣伝、組織戦でも奮闘しています。

日本共産党沖縄県委員会は、全県、全国への支援を訴えています。

現地に行って支援できる方はぜひきてください。

また、必勝の募金も訴えています。

必勝募金のあて先は、

あて先 「日本共産党沖縄県委員会」

◆郵便振替  02060・0・37894

このブログやHPを見て募金をなされた方は、こちらにメールを送ってください


名護市長選応援で名護で演説

沖縄と名護市の将来のかかった選挙、そして国の政治を大きく左右する選挙となっている名護市長選挙の応援に行ってきました。

羽地などで街頭から稲嶺ススム市長予定候補の必勝を訴えてきました。

また、赤嶺衆院議員とともに稲嶺ススム事務所を訪問、居合わせた予定候補者と握手し、勝利のためにがんばろうと誓い合いました。


2009年12月29日火曜日

2010年度の予算要望書の全文をHPに掲載

12月25日に県知事に対して、「県政運営にあったての基本的立場と2010年度予算編成についての要望書」を提出し、その実現を求めましたが、その全文を渡久地修のホームページに掲載しました。

渡久地修のHPはこちらをクリックしてください。

2009年12月28日月曜日

神戸から沖縄県民支援のうれしいお知らせ

今日先ほど神戸からうれしいコメントが届きました。

なんと、神戸市議会議員の森本真議員が、私(渡久地修)の12月8日にの県議会での一般質問の動画を自身のブログに貼り付けて、多くの人に視聴を呼びかけているとのことです。

早速そのブログを訪問すると、「沖縄県民の声を代弁~知事もタジタジ  日本共産党沖縄県議・渡久地修(とぐちおさむ)さんの質問」と紹介しています。

とてもありがたいことです。

このブログへの掲載のきっかけは、札幌の高橋さんの発信がきっかけになったようです。

ほんとにうれしいことです。

基地をなくせ、海兵隊は、沖縄から、日本から撤退せよ!

この声が大きく広がるきっかけになればと思います。

森本さんありがとうございます。

みなさんの、森本神戸市会議員のブログをぜひご覧ください。

森本さんのブログはこちらをクリック

渡久地修の一般質問の動画はこちらをクリック

宣伝中の激励に勇気もらう

今日は、朝から雨。

定例の儀保十字路での早朝朝立ち宣伝。

掃除をして手を振って演説をしていると、一台のバイクがわざわざコースを変えて近づいてきて、「琉球新報見たよ」と大きな声をかけてきた。

ありがとうと勇気百倍、雨の中で演説にも力を入りました。

バイクの男性の「琉球新報」とは、12月23日付の「記者席」のことだと思います。

うれしいですね。

がんばります。

琉球新報記者席はこちらをクリック

2009年12月27日日曜日

「議会報告だより」が完成

12月議会だよりがすりあがりました。

今日はその発送準備に1日かかりました。

朝から、支部の党員数人で作業に追われました。

アッというまの1年でしたが、日本と沖縄の未来を切り開く大きな1歩につながるような年になりました。

民主党政権は揺れに揺れ動いていますが、沖縄県民のこれからのたたかいにかかっているのでしょう。

年末年始、正月返上でがんばります。

2009年12月26日土曜日

最後の忘年会

今年最後の忘年会から今かえってきました。

金城町の老人会のラジオ体操のメンバーの忘年会でした。

中には現役でがんばっている方もいますが、多くの方は現役を退いた方々です。

でも自治会活動や、いろんな分野でその能力を活かしてがんばている方々で、いろいろと勉強になります。

その方々のこれまでの人生の歩みの中には多くの苦難があったことでしょう。

そのひとつびとつが私たちにとっては学ぶべき教訓だと思っています。

悲惨な戦争を体験し、生きのびて戦後の沖縄の復興にがんばってこられお年よりのみなさんは沖縄の宝です。

もっともっと学ぶべきものがいっぱいあることでしょう。

一緒にカラオケも歌いながら多くのことを学んできました。

2009年12月25日金曜日

来年度予算への要望書を知事に提出

今日、来年度の沖縄県の予算編成についての日本共産党県議団としての要望書を仲井真知事に提出しました。

基地問題、暮らし、福祉、教育など14分野の276項目にわたる内容です。

その中身について県議団を代表して、知事に説明を行いました。

知事は、「中身をぜひ読ませていただき参考にして取り入れるべきは取り入れたい」との趣旨を述べ、中でも、災害対策や離島振興の項目などとても大事なので大いに参考にさせていただきたいと懇談しました。

また、申し入れの回答も早めに行うことを約束しました。



知事に内容を説明する渡久地修(左、手前が知事)




一般質問の動画がまとめてみられるようにしました

これまで、インターネット動画サイトの容量の関係で、一般質問を「その1」「その2」に2分割しなければなりませんでしたが、下記のzoomeという動画サイトを活用することにより、20分という長さでも配信できるようになりました。
下記をクリックしてご覧ください。

動画はこちらをクリック


2009年12月24日木曜日

北の札幌からうれしいお便り

一昨日、雪の降りしきる遠い北の大地、北海道の札幌からうれしいお便り(メール)が届きました。

沖縄でのたたかい遠い遠い北の大地でも連帯感をもって支えてくれる人々いる・・・。

感動してしまいました。

全国の仲間と力を合わせて、「米軍基地はいらない」の声を列島の各地から上げていきましょう。

以下、お便りを紹介します。



札幌の働く主婦45歳です。

友人に教えられて、渡久地議員の「普天間基地撤去せよ」と知事に迫る県議会質問動画を拝見しました。

始まってすぐ、メモを思わず取り始め、うんうんそうだと声に出してうなづき、
向かいで聞いていた夫まで耳を澄まして一緒に笑う場面もありました。
質問終了時には、夫婦で拍手でした。

普天間基地の国外撤去は沖縄だけの問題ではなく、すでに雪がどっさり積もった札幌でも熱い話題となっています。

海兵隊の任務から日本に駐留する米軍の性格をアメリカの資料から明らかにし、まったく日本を守るものではないことをはっきりさせた議員の質問は圧巻でした。
そのうえで、一番の過重負担を受けている沖縄の、「そこの知事としてものごとをとらえよ」という追及は、県民の苦しいまでの切実な願い、そして怒りとして、
聞いていて胸にグッときました。

基地撤去を実現したフィリピンに学べという指摘も知事のふがいなさを突く質問であり、同時に基地撤去は夢物語ではないんだという事例として、非常に光る部分でした。

渡久地議員の本当によく調べられ練られた鋭い真実の質問は、知事が次つぎと口にした、

「ほとほと感心しました」
「迫力あるお話で頭を整理させていただきたい」
「論理がしっかりされているんでしょうかなあと」
「タジタジとなっています」
という表現に見られるように素晴らしいものであり、
必死に逃げる知事の姿を浮き彫りにするものでした。

基地はいらない、
毅然とそのことを言ってくれ。

知事に対して、私も思わず渡久地議員と一緒に迫っていました。
素晴らしい質問でした。

基地撤去のために、ともに頑張ろうという思いをあらためて思いました。
ありがとうございます。

 (札幌市・主婦45歳、)

動画はこちらをクリック


2009年12月23日水曜日

琉球新報「記者席」が質問を紹介

今朝の琉球新報が、12月8日の私の一般質問を「記者席」の欄で紹介してくれています。

記者の目からみた質問のやり取りを書いています。以下紹介します。

記者席

周到に海兵隊撤退論

〇…県議会11月定例会で、米海兵隊の即時撤退論を理詰めで展開した渡久地修県議(共産)=写真。普天間移設問題で仲井真弘多知事が使う「県外がベストだが…」の文言に対し、「『~だが』という接続助詞は、県内移設がやむを得ないを強調するものになている」と批判。知事が「論理的な指摘でちょっとたじたじの心境だ」と劣勢を認める場面もあり、「念のため国語の先生にも聞いてきたからね」と、綿密な事前研究にしてやったりの表情。



一般質問の動画はこちらをクリックしてください



2009年12月22日火曜日

名護市長選挙の決起集会

1月の名護市長選挙の決起集会に参加してきました。

統一が実現し、辺野古への新基地建設反対を明確に掲げた稲嶺ススムさん勝利をめざしての集会でした。

これまで保守的といわれていた方々とも共同の輪が広がっていることを実感しました。

それだけに自民党陣営、辺野古基地建設推進派の動きは激しいものがあるようです。

絶対に負けられない、名護市と沖縄の将来のかかった選挙であると同時に、日本の政治を大きく左右する重要な選挙になっています。

アメリカ言いなりの政治の打破をめざして必ず勝利しようと決意を固めあった集会でした。

2009年12月21日月曜日

うれしいコメントが届きました。

愛知県でがんばっている新城さんから、先ほどうれしいコメントが寄せられましたので紹介します。

このように全国がんばっている仲間たちよって沖縄の運動が支えられていることを実感します。

新城さんとはネットを通じて知り合いました。

一緒にがんばりましょう。

以下がコメントです。

「命どぅ宝あいち」新城です。
久しぶりのメールが届きありがとうございました。友人に転送して読みまわししています。
 県議会の議事録詳細に読みました。シタイヒャー渡久地と言いたいです。それにしても情けない知事ですね、高飛車になる米国の態度は知事にも責任がありますね。国語の勉強も大切だなと思いました。1月は名護の市長選の応援に行こうと思っています。

一般質問の動画はこちらをクリックしてください。

2009年12月20日日曜日

一般質問のDVDビデオが好評です

一般質問のDVDビデオを作成して要望のある方には届けています。

見た人たちからは、「するどい追及には知事も反論できないよ」とか「論理的な追及に感動しました。これからもがんばって」などの感想が寄せられています。

必要な方は連絡ください。

一般質問の動画はこちらをクリックしてください。

2009年12月19日土曜日

急に寒くなりましたね

昨日あたりから急に冷え込みました。

寒くなり冬らしくなってきました。

セーターを大急ぎ箪笥の中から探し出しました。

それでも寒いです。

やっぱり暖かいほうがいいですね。

こういうときは特に健康に気をつけてください。

今日、議会で忙しくてなかなか見に行くことができなかった、要求の実現した個所を4か所見て回りました。

老朽化し橋の架け替え、手すりの設置、歩道の整備、グレーチングの設置など。

詳しくは後日報告します。

2009年12月18日金曜日

12月県議会終わる

12月県議会が今日終わりました。

普天間基地の問題をめぐって論戦が集中しました。

日本共産党県議団は、移設ではなく、無条件撤去こそ解決の道筋であることを堂々と主張してきました。

また、沖縄に配備されている海兵隊が、日本と沖縄を守るために配備されているのではなく、アメリカの世界戦略にそった海外への侵略の部隊であることを明らかにしてきました。

このことをこれからさらに大きな県民の世論にまで高めていくことが求められています。

議会は終わっても、さらに、予算要望書のまとめなど、仕事が山積していて、一息つく暇もなさそうです。


2009年12月17日木曜日

普天間基地撤去の質問の動画へのアクセス100回超える

12月8日の県議会での質問の動画を13日にアップしました。

昨日までにこの動画へのアクセスが100回を超えました。

一人でも多くの人に見てもらい、沖縄の海兵隊が日本や沖縄を守る部隊ではなく、海外への侵略の部隊であることをぜひ知ってもらいたいと思います。

知り合いにもぜひお勧めてください。

動画はこちらをクリックしてください

2009年12月15日火曜日

普天間基地撤去せよの県議会質問に反響

12月8日の県議会一般質問は、タイムスでも「理詰め質問で知事追及」「調査力を発揮した論理的な展開で迫り、異彩を放った」と紹介されましたが、
ブログの動画を見た方々からも多くの感想が寄せられていますのでその一部を紹介します。

●ずばずばと切り込んで、まさに県民の総意を代表したすばらしい質問であったと思います。今後もするどい追及に期待いたします。(那覇市・男性)

●豊富な資料をもとに鋭い質問、また、ユーモアを入れながらも論理的に組み立てられた質問は、知事をたじたじにさせ、県議会を笑いに誘いながらも、出席者全員が勉強になった、素晴らしいい質疑だと思います。
県政を超えて、国会でやってほしいと思いました。
今後の活躍に期待します。
頑張ってください。(那覇市・男性)

●見事な質問で、ムービーを見ながら、拍手したり、爆笑したりしてしまいました。
沖縄の海兵隊がイラク・アフガンに派遣されている部隊であること、沖縄の在日米軍が日本の防衛のために存在しているわけではないことなど、アメリカ当事者の発言を使って、たたみかけるような追及にスッとしました。
・アメリカが沖縄の基地をなくすかもしれないという脅威を抱いた95年と、今は何が違うのかといえば、基地の県内移設を容認する知事がいるということ。
・政府が揺れ動いているときに「県内移設やむなし」を言い続けるのは「推進」の立場になる。
仲井間知事が果たしているこのような悪い「役割」の解明は、なるほどと、関心させられました。
それにしても知事自らが「たじたじ」と言ってしまうのは情けないですね。 (東京・男性)

一人でも多くの人に紹介して、みてもらい、沖縄の状況を共有してほしいものです。

県議会での質問動画はこちらをクリック

2009年12月13日日曜日

一般質問のハイライト(動画)

12月8日の一般質問のハイライト(動画)をアップしました。
容量との関係で、その①、その②に分かれていますが、ぜひご覧ください。

12月8日の一般質問 その① その②もぜひ続けてご覧ください


12月8日の一般質問 その②、その①からご覧ください

2009年12月12日土曜日

ホームページに一般質問の動画をアップしました。

8日の一般質問。

海兵隊は日本、沖縄を守る部隊ではなく、海外への侵略の軍隊であるとの指摘に

知事は、「疑問を感じる点も確かにご指摘の通りないわけではありません。新内閣のもとで、私どもももう一回これを整理整頓して、申し入れるべきは申し入れ、問い合わせるべきは問い合わせ、沖縄県民が納得のできるような形で、政府と協議してまいりたい」と答弁

フィリピンなどの例も示して、基地なくせと政府にアメリカと堂々と交渉するよう迫るべきとの指摘に

知事は、「議員の今の迫力あるお話を受け、あの是非今日はお話として政府に迫るかどうか、一回頭を整理させていただきたい」と答弁。

知事の態度がアメリカの援軍になっているとの追及に

知事は、「議員の論理がなかなかしっかりされているので、そうかあなという感じもうけますが」と認めざるを得ない答弁をしました。

「県外がベストだが・・・」の発言のごまかしを指摘したことについて

知事は、「今の議員の非常に論理的なだいぶ指摘をうけてちょっとたじたじになっているのが心境です」と答弁しました。

基地容認の態度が世の中の流れ、県民の民意からも大きくかけ離れてきている実態が浮き彫りになっている答弁だと思います。

その模様を、動画のハイライトでまとめ、ホームページにアップしました。ぜひご覧ください。約19分です。

こちらをクリックしてください。

2009年12月11日金曜日

一般質問の議事録

11月議会一般質問での普天間基地問題での仲井真知事との論戦の議事録を掲載します。再質問の部分からの掲載です。

渡久地修
知事、いま答弁にあった海兵隊の件数ですね、犯罪の、4軍のうちの海兵隊の構成58%、そのうち今年が80%の犯罪の件数、これについて知事はどういう見解をお持ちでしょうか。

仲井真知事
海兵隊の兵員の構成、全兵員の中の構成比をやっぱり超えていると思います。多いと思います。

渡久地修
非常に高い比率なんですよ。それで、今日は私、先ほど知事は抑止力とかいろいろ言いましたが、安保条約に賛成の人でも普天間基地や海兵隊の駐留というのが認められるのかという視点で、私、知事に再質問したいと思います。
まず先ほど答弁ありましたけど、日米安保で日本に基地を置くという点で、それは極東の安全、日本の安全ということになっていますね。それで知事にお尋ねしますけど、イラクとかアフガニスタンといのは極東の範疇なんでしょうか。私は中東だと思いますが、そのへん知事の認識をお尋ねします。そして、2点目に、沖縄の海兵隊が現にイラク、アフガニスタンに現在出撃している、これまでにベトナム戦争、湾岸戦争でも出撃した。現在、イラク、アフガンに出撃していることを県は確認していますよね。で知事もその件に関しては認識していると思いますけど、それについて見解お聞かせください。

知事公室長
日米安保条約は60年に改定されました。極東条項がたしかにあります。それに対しまして、96年のガイドラインから日米再編にいたるまでの経緯のその中で日米同盟そのものの配備についてかなりいろんな議論が巻き起こっていることは確かでありますし、今現在、アフガニスタンとかイラクに行っているのは沖縄から直接出撃ではなくて、兵の移動というようなことも米軍は言っております。以上です。

渡久地修
議長、休憩。こんな難しいこと聞いていないよ。アフガニスタンとイラクは極東かということを聞いている。中東ではないですかと。

知事公室長
アフガニスタン、イラクが極東かということですけれども、極東ではございません。中東です。

渡久地修
今の、知事と一心胴体の公室長の発言、非常に驚きですね。兵の移動だと言いましたけどね、平成17年3月30日、稲嶺知事が在日沖縄調整官に申し入れしていますね、それについて明らかにしてください。中身について。

知事公室長
稲嶺知事の4軍調整官に対する普天間基地に関する要請なんですけれども、これは、前の年に沖国大にヘリが落ちた…。

渡久地修
紹介してくれといたのであって、解釈きいたのではない。中身を紹介してください。

知事公室長
4軍調整官に対する要請の中身でありますけれども、「昨年8月からイラクに派遣されていた第31海兵遠征部隊所属のヘリが4月1日に、海兵隊員2,000名が4月2日に帰還することを県が確認したところであります。県は、昨年8月のCH-53Dヘリ墜落事故をふまえ、普天間飛行場の危険性を限りなくゼロに近づけるよう、機会ある度に日米両政府に強く求めてきたところであります。イラクに派遣されていた部隊が沖縄に帰還することは、普天間飛行場の危険性が元に戻ることになり、到底容認できるものではありません。県としては、基地の過重負担の中で、日米両政府が、CH-53Dヘリ墜落事故に大きな衝撃を受けた地域住民の心情に配慮し、イラクに派遣された部隊が沖縄に帰還しないように改めて強く求めます。」ということです。

渡久地修
稲嶺知事のときにですね、県はこのようにちゃんと確認しているんですよ。認めてるんですよ。それを仲井真県政になって、「移動している」、よくこんなことがみなさん言えますね。これは2005年4月2日、ホワイトビーチに帰ってきたときの写真です。その時の報道官は、「日本国民も英雄として歓迎してください」と発表して県民の反発を買ったんです。今でも、どんどん派遣されている。軍事研究という権威ある本でも、これ今年の12月号ですけれども、現在でもどの部隊がどれだけ派遣されているか詳しく書かれている。それをみなさんは「移動している」と。ほんとにそういう認識だから県民からひんしゅくを買うのです。それで、知事、そもそも海兵隊とはどんな軍隊か。私は今度の質問のためにちょっと調べてみました。
米国の法律がありますけれども、米国法では、陸軍の任務は、「合衆国の防衛」、空軍の任務は「領土の防衛」「敵の上陸部隊の撃破」などが含まれています。海軍の任務は「洋上作戦での戦闘行為」と書かれています。海兵隊は何かたら、海兵隊の「防衛」の任務はアメリカの海外基地のみとされていて、第一義的任務は、海外での上陸作戦、海上基地の奪取ということが書かれています。で、アメリカの国防報告でも、相手国の軍隊が支配する領域に海上から強行突入して、その軍隊と戦闘行為を行いながら後続の重装備部隊が入ってくるための拠点、いわゆる橋頭保を築くのを任務として位置付けられていて、日本を守る部隊ではないことはアメリカの法律でも明確になっているんです。
先ほどあったように、海兵隊、米本国以外で置いているのはこの沖縄ですね。(司令部は)うるま市にあります。
海兵隊はですね、グアム、インド洋、地中海の3カ所に事前集積艦というのを常に置いて、いつでも出撃出来るようにしているといわれています。沖縄の海兵隊も、いつでも戦闘、あるいは戦闘状態直前の状態に置かれていると言われています。これはSACO合意の時に政府の高官が協議の時に「沖縄駐留部隊の即応態勢が維持できない案はのめない。常にレベル4を維持する必要がある。レベル5が戦闘状態をしめしています」と発言したと報道されました。沖縄の海兵隊は常にレベル4を維持しているんですよ。だから事件、いつでも戦闘状態だから犯罪が一番多い、80%という状態があると。日本の安全どころか、県民にとってもっとも危険な状態にあるのが海兵隊です。ですから、1975年に県議会はこのような犯罪を犯す海兵隊の撤退という決議を全会一致であげて、その後も、海兵隊の兵力削減を何度も上げているんです。
海兵隊について、アメリカの政府高官は議会では何と言っているか。
ジョンソン国務次官補「われわれは通常兵力による日本の防衛に直接に関係する兵力は、陸軍にしろ、海軍にしろ、日本には持っていない」
マッギー在日米軍司令官「日本に駐留する米国軍隊は、第一義的に日本本土の直接的防衛のためにそこにいるのではない」
ワインバーガー米国防長官「沖縄に駐留する米海兵隊は、日本防衛の任務を割り当てられていない」「アメリカは、日本防衛だけに専念する、いかなる部隊も日本にいじしてはいない」とアメリカの議会の小委員会で発言しています。
そして、これは、今年の2月の安全保障懇話会の中で日本の冨沢元陸上自衛隊幕僚長は、「日米安保体制はこの57年間の世界情勢の変化で大きな変化をとげたのだが、『日本の防衛は日米安保条約により米国が担っている』と考える日本人が今なお存在する。『在日米軍基地は日本防衛のためにあるのではなく、米国中心の世界秩序の維持、存続のためにあり』」と講演でのべているんですよ。
知事、先ほど抑止力と言いましたけどね、これは自他ともに認める抑止力ではない、海外に殴り込みをかける部隊、こういった部隊はですね、いかなる知事が安保賛成の人でも、これはみとめられないんじゃあないですかと問いたいのですがどうですか。

仲井真知事
今、議員のお話、よくしかも勉強というか研究されていてほとほと感心をいたしましたけれども、そういう意味で軍の自身の構成力といいますか、軍の中身、機能、目的というものについて、今ここで先生ほどの私、能力はもっておりませんが、いずれにしましても、こういうものの内容は、政府間ですね、それぞれが専門の政府機関を持ってやっておりますから、まさに今の点なども含めて、疑問を感じる点もたしかにご指摘の通りないわけではありません。新内閣のもとで、私どもも、もう一回これを整理整頓して、申し入れるべきは申し入れ、問い合すべきは問い合わせて、沖縄県民が納得できるような形で、我々も新しい政府といろいろと協議をしてまいりたいとつくづく思ったところでございます。

渡久地修
知事、ちょと具合悪くなると国のものにもっていったりしますけれども、この一番の過重負担を押しつけられているのは沖縄なんですよ。その当事者、県知事だということをよく理解してこの問題とらえないといけないと思います。私は、今日の日本は異常だと思います。
密約問題、ショウーザ・フラッグ、ブーツ・オンザ・グランド、有名ですね。そして、10月のゲーツ国防長官が来て言ったら、外相が「県外移設は考えられない」と公約をひるがえしたり、それから今資料お配りしました。もう在日米軍基地の75~80%近くを日本が維持していると。
アメリカにとっては、こんないいいところはないわけですよね。基地の維持費は出してくれる気前のいい国、圧力をかければ言うことを聞く、米兵が犯罪をおかせば地位協定で守ってくれる。ほんとに従属状態。服従だと思うんですよね。
知事、フィリピンで91年に米軍基地が撤去されましたけれども、これ私たち学ぶことがとても大事だと思うんですけど。91年に、アキノ政権がマルコス政権の独裁政治に反対する国民のたたかいの中でアキノ政権が誕生します。政権は「外国基地の撤去」を掲げました。
ところが大統領になったらですね、米国の圧力でだんだん基地容認に傾いていくんですよ。国民から「公約違反」と厳しい批判が起こります。今の日本の政権とそっくりです。
アメリカはですね「これでわれわれの関係はおしまいだ」と怒鳴って、関係断絶を迫って脅すんです。その時のアメリカの交渉の団長が、知事ご承知のアーミテージ国防、当時の次官補だったそうです。
上院ですね、うんと激しい議論のなかで、「いかなる国においても外国軍隊が存在することは異常な状態である。」「米国とは友好、協力、貿易は臨むが、服従は望まない」ということで、基地の使用協定を破棄をして、米軍との粘り強い交渉でついに、スービック、クラークの米軍基地は撤去せているんです。私たちこれから学ばないといけない。ですから堂々と沖縄の県知事として、政府に対して、基地はもう沖縄のどこにも置くことはできないと、ぜひアメリカとその立場で交渉してくれと、ぜひ沖縄の代表として知事、政府に迫っていただきたいのですがどうでしょうか。

仲井真知事
議員の今の迫力あるお話を受け、あの是非今日はお話として政府に迫るかどうか、一回頭を整理させていただきたいと思います。

渡久地修
あのですね、私は今、アメリカがなぜこんなにも強固に圧力をかけてきているのかと考えてみました。そしたらですね、知事、「隣人の素顔」、NHKの隣人の素顔というのをご覧なったと思いますけれども、95年の少女暴行事件が起きてこれ37回にわたって放送されたもの本にしたものですけど、このプロローグにこういうことが書かれています。「1995年の少女暴行事件をきっかけとした基地問題のうねりは、在沖米軍にも大きな衝撃を与えた。同胞の犠牲の上に築いた沖縄の基地から追い出されるかもしれない……。戦後半世紀にわたって、広大な基地を維持してきた米軍が初めて抱いた恐怖心だ。沖縄の基地を失えば、アジア太平洋地域での戦略に決定的なダメージとなる。その恐れが米軍に『よき隣人』政策を打ち出させた。基地に反発する県民感情を和らげるのが狙いだった。」とこれ始まるんですけどね、アメリカは恐怖心を抱いたと書いてあるんですよ。で、その時の有名なラムズフェルド国防長官が「米軍は望まれないところには配備しない」とまで言わせたんです。ところが現在どうか。ゲーツ長官はですね非常に強圧的になってきている。で、当時と現在、違うのはなにか。あの時は、県知事も基地なくしてくださいとがんばっていた。沖縄県民全部立ちあがった。決定的に違うのはですね、政権が変わったけれども決定的に違うのは、仲井真県政がそこにいることなんです。県知事が県内移設やむをえないとずっと言い張っていることじゃあないかなあと私は思うんです。ですから、アメリカは政権が変わろうが、県知事がやっぱり県内移設やむをえないと言い続けているかぎり、アメリカは自分たちの援軍だと思って私はこのように強行に出ているんじゃあないかなあと私は理解しているんですけど、私の見解について知事はどう思いでしょうか。

仲井真知事
議員の論理がなかなかしっかりされているので、そうかあなという感じもうけますが、ただし、いまのなかで私は前から申し上げていいますように、そういう風にお考えになるのはむろん自由ですが、私としましては、いずれにしましても、ベストは県外だと言い続けていますので、その点だけは一つ、ご理解いただきたいと思います。

渡久地修
知事は今度の議会で、いつも私は県外ベストと何度も言っていますよと言います。しかしですね、昨日は日本語としてもちゃんと言ってるんだと言ってました。私、この「県外がベストだが、一日も早い危険性除去のためには、県内移設もやむをえない」というのを、私としては、これは県内移設やむをえないが中心だと受け止めているんですよ。アメリカでもそう受け止めていると思います。念のために国語の先生に聞いてきました。習ってきました。で、このベストだがの「が」はですね、接続助詞ということでですね、これは、この前に出てくる、「県外がベストだが」というのは、譲歩の手法で、いわゆる結論は「やむをえない」が結論、強調したいのはそれ、で、「県外がベストだがやむをえない」を言うと、「県外がベストだが」は、「やむをえない」を強調するものになっていますよということなんですよ。だから、それはですね私もそう思っています。県民もみんな思っていると思います。アメリカも日本政府も、マスコミもそう思っていると思います。知事が望むと望まざるとにかかわらず、知事のこの言い方は当然そうなると思います。ですから知事がそう言い続けると県外がベストと言い続けるのだったら、県内は認められない、困るとかそういったところ一切いわない。この際言ったらどうでしょうか。

仲井真知事
今の議員の非常に論理的なだいぶ指摘をうけてちょっとたじたじになっているのが心境ですが、ただ、ベストがあるがというのが、今の国語の先生の文法上の解釈と、私が言っている意味は全く違っていますから、私も県外というのがベストと思っております、というそこで「まる」をつけてもいいですけど。そういうことですから、私の実際の意思というのは、今の国語の先生の解釈とはだいぶ違いがあると思っております。

渡久地修
知事、それでは、「まる」だったら、もう「県内移設はやむをえない」という考えは、取り除くということで理解していいですか。

仲井真知事
県外がベストである、「まる」。一日も早い危険性除去のためには県内移設もやむなしということでは変わりありません。

渡久地修
いずれにしても、県内移設容認は変わらないわけですよね。県内移設容認論に立っているわけです。いまの状況のもとで「県内移設やむなし」、これを言い続けるということはですね、いまのこういう政権が大揺れに揺れているもとでは、これはやむなしから、早期にやってくださいという推進の論拠を与えることになってしまうと思います。ですから、今、構図としては、知事とアメリカが日本政府に早くやって、辺野古にやってくれという構図に今なってしまっていることを自覚すべきと思います。終わります。

「異彩を放った」質問とタイムスが評価

8日の一般質問について、今朝のタイムスは、代表・一般質問について論表し、「その中で渡久地修氏は日米安保の極東条項の定義に始まり、調査力を発揮した論理的な展開で迫り、異彩を放った」と評価してくれました。

これからもさらにがんばります。

2009年12月10日木曜日

タイムスの記者のメモが一般質問を紹介

今朝の沖縄タイムスの「記者のメモ」が、一昨日の私の一般質問を紹介してくれています。
以下がその全文です。

記者のメモ

理詰めの質問で知事追及

〇…渡久地修県議(共産、那覇市区)は8日の一般質問で、普天間移設問題をめぐる仲井真知事の姿勢に独自の視点で切り込んだ。「県外がベストだが、県内やむなし」と繰り返す知事に、「念のため国語の先生に聞いたが、ベストだがの『が』は接続助詞で、結論となる後半部分を強調する表現方法。知事の思いはどうれあれ、県内がメーンだと受け取られる」と指摘。「政権が大揺れの状況で『やむなし』を言い続ければ、推進の論拠を与える」。理詰めの質問に、知事もたじたじ。

2009年12月9日水曜日

一般質問の中継録画

昨日の一般質問の中継録画をみることができます。

こちらをクリックしてください

知事との基地問題での論戦は、再質問からになります。

昨日、一般質問/基地問題で知事を追及

昨日、普天間基地の問題などで知事の姿勢を追及しました。

米海兵隊が、米国法に照らしても、実際にイラクやアフガンに出撃している実態に照らしても、また、米政府高官の議会証言などに照らしても、日本の平和と極東の安全を守る部隊ではないことを指摘して、安保容認の知事でもこの海兵隊の駐留は認められないのではないか。政府に撤去を求めるように追及。

知事は、これらの指摘も研究して政府に言うべきものは言って行きたいと答弁。

さらに、日本が異常なアメリカの従属状態になっていることや、駐留軍維持費の75~79%を日本政府が負担していることを、元中日米大使館特別顧問の資料などを示して指摘。フィリピンが91年にアメリカの圧力を跳ね返して基地を返還させた大きな運動を紹介し、今、県知事はこのことにも学び、政府に堂々とアメリカと交渉するよう求めるべきだと追及しました。

また、アメリカが日本政府に高圧的な態度で圧力をかけているのは、基地の「県内移設はやむを得ない」と言い続けている仲井真県政が存在していることが、アメリカの援軍になっていると指摘し、移設は認められないとの県民の立場に立つように追及しました。

知事は、これまでの県内移設容認論に固執する姿勢を示しながらも「論理的には通っている」とか「議員の指摘には、たじたじになる」と答弁に窮する場面も見られるなど、民意に反している実態が明らかになりました。

終了後には、他会派の議員などから「鋭い追及だった」「スカッとした」「いい勉強になった」などの声を寄せられ、職員からも痛快だったとの感想も寄せられました。

海兵隊が抑止力や日本を守る部隊でないことや、普天間基地は即時閉鎖させ、撤去させることの世論と運動をさらに強めていくために、引き続きガンバrます。





2009年12月8日火曜日

一般質問の時間が早まります。

今日、一般質問です。

2時ごろとお知らせしましたが、1時半ごろからになりそうです。

前の人たちの持ち時間が予想より早く終わったので、時間の繰り上げになります。

2009年12月7日月曜日

県議会、今日から一般質問/渡久地修は明日の4番手

県議会は今日から一般質問に入ります。

渡久地修の質問は明日の4番目です。午後2時前になる予想です。

沖縄の普天間基地の問題などを取り上げます。

一般質問の通告内容を再度掲載します。

��、日米安保条約と沖縄の米軍基地について
  ①日米安保条約の目的について
  ②沖縄への米海兵隊の配備状況と目的を明らかにせよ
  ③復帰後の米軍の事件、事故、犯罪の件数とその内の海兵隊の件数について明らかにされたい。
  ④9月議会において、世界的な平和への変化、米軍基地撤去の動きが広がっていることなどを指摘し質問したことに対して、知事も「そのことは良く理解できる」と答弁したが、逆に、日本、沖縄においては、日米両政府とも沖縄に新たな基地の押しつけ、基地の機能強化が進められている。
その理由はどこにあると知事は認識しているか。
⑤「移設条件という」という呪縛、金縛りから抜け出し、知事は、普天間基地の即時閉鎖を堂々と主張すべきではないか。

��、米軍人、軍属等の基地外居住について
  ①実態と弊害について
  ②住民登録法及び日本の法律との関係で許されるのか。実質的な基地外基地ではないか。県は、基地外居住は認められないとの立場に立つべきではないか。
  ③軍人、軍属以外の外国人が登録をしないで居住している可能性はないか。
  ④基地外居住の実態把握のためにどのような対策をとっているか。例えば、賃貸人に市町村への届け出を義務づけるなど、何らかの対策が必要ではないか。

��、第一次産業の振興について

①復帰時から今日までの、農家と農業従事者の推移と減数、主な農産物の生産高の推移と減数、県内食糧自給率の推移について伺う、
  ②農産物輸入自由化が衰退の主な原因ではないか。FTA,EPA協定は、農業に壊滅的打撃を与えるものであり、反対すべきである。
  ③県内の失業率と完全失業者の数はいくらか。
  ④県経済の発展の土台は第一次産業の発展にあると思うが見解を問う。
  ⑤県内食糧自給率を当面50%に回復させると、どれだけの農業人口が増えることになるか。また、50%回復への具体的な目標と対策を立てるべきではないか。
  ⑥若者への農業の素晴らしさをもっとアピールし、担い手、後継者づくりの特別な対策をたて、「観光立県」とともに「亜熱帯農業立県」を目指すべきではないか
  ⑦沖縄21世紀ビジョンでもこのことに重点を置くべきではないか

��、沖縄の自殺の激増と命を守ることについて
  ①今年の県内での自殺の実態、増加率、原因、対策等について問う。
  ②失業、雇用、借金、病気など、あらゆる面での対策強化が求められている。県として、非常事態宣言を出して、命を守るための全庁的な対策本部も設置し、全自治体ぐるみ、全県民的な運動に取り組むことが必要である。

��、「沖縄県交通方法変更記念特別事業貸付基金」、いわゆる730基金の「交通方法変更に
伴う貸付」については、すでに役割は終わったのではないか。
  この基金の要綱では、交通災害医療機器の整備、へき地交通災害医療情報施設の整備
などにも使えるようになっている。喫緊の課題である県立病院の医師確保、医療施設
整備、あるいはドクターヘリ等の充実に変更してはどうか。

��、大平特別支援学校の校区見直しなどについて
  保護者から、何の説明もないまま一方的な校区見直しが行われているとの1通の手紙
が寄せられた。教育の現場において、父母や関係者の説明、協力や理解なし一方的に
進めてはならない。特に校区変更などは子どもたちや父母への大きな負担となるもの
である。分離校建設を含め、教育長の見解と今後の対応について問う。


2009年12月5日土曜日

確信広げた基地シンポ

革新懇主催の基地シンポは、600名余の参加で会場が埋まりました。

パネリストの伊波洋一宜野湾市長は、普天間基地の危険な状況をパワーポイントを使って説明。普天間基地が世界一危険な基地である実態を告発。また、アメリカは、普天間基地をすべてグアムに移す計画を作成しているのに、日本政府はそのことを国会や国民に説明もせず、辺野古に新基地を建設しようとしていると、国民・県民騙しの手法を厳しく批判しました。

仲山忠克弁護士は、基地移設論について解明。
移設論は、沖縄県民の基地被害の実態を全国民に告発してきたという積極的な側面もあったが、基地の存在を認めるもので、場所を移すということであり解決にはならないこと、また、被害の実態を共有して国民全体で基地をなくしていこうという連帯を分断することにもつながるものであると指摘。そして、移設先が見つからないから辺野古しかないとか、現状の固定かだとしての基地の押し付けに根拠を与えるものになってしまう。現に、今そういった事態になりつつあると告発し、普天間基地の無条件の撤去を求めていくことが、解決への道だと力説しました。

志位和夫日本共産党委員長は、普天間基地問題はどうすれば解決することができるかと発言。
鳩山首相が、普天間をなくせればいいが、安保もあり、抑止力としても必要と発言していることを紹介し、抑止力という呪縛にとらわれている限り解決への糸口は見いだせないと喝破。
そして、海兵隊は、日本を守る軍隊ではなく、ベトナム戦争、湾岸戦争、イラク戦争などの殴りこみの侵略の舞台であり、安保条約上も日本にいらな部隊であること、抑止力ではなく侵略力であることを明確にすることが大事だと強調。そういう部隊の普天間基地は移設ではなく、即時閉鎖し撤去を求める事の重要性を指摘しました。
そして、91年のフィリピンが国民の政権交代で基地の撤去を求め、政権について大統領にアメリカが圧力をかけていく様子、そして政権が動揺していく様子などをはなし、今の民主党政権と全く同じような状態だったことを話し、しかし、国民の願いと運動が政権、国会を動かして、ついに基地撤去を勝ち取った様子を報告しました。

発言では、嘉手納の基地渉外課から、嘉手納基地の異常な爆音の実態が報告され、北谷町長の嘉手納統合案は絶対に許されないとの決意が述べられ、辺野古で座り込みの代表のながい運動について報告がされました。

会場からの質問に、パネラーが明快にこたえ、普天間基地は無条件の即時閉鎖・撤去こそ一番の解決の道筋であることが全体の大きな確信になりました。

2009年12月4日金曜日

明日、革新懇の基地シンポ/志位委員長も参加

明日、全国革新懇談会の基地シンポが宜野湾市で行われます。

パネリストは、日本共産党志位和夫委員長と宜野湾市の伊波洋一市長、弁護士の仲山忠克氏が務めます。

普天間基地の問題で国政も県政も大揺れのもとで、基地をなくしていく方向が話し合われると期待されています。

県議会は、今日で代表質問が終わりましたが、知事は、「県内移設やむなし」は最初の答弁では言わなくなりましたが、今までの態度と変わらないとも述べています。

相変わらず、県内移設容認論です。

日本共産党は、危険な普天間基地は即時閉鎖、撤去を要求しています。

来週からは一般質問が始まります。

私は、8日(火)の4番目です。

普天間基地の問題を中心に質問します。

明日のシンポで学んで質問にも活かしていこうと思います。

多くの方のご参加を呼びかけます。

12月5日(土) 午後2時から 宜野湾市のコンベンションセンター会議棟

2009年12月3日木曜日

空飛ぶアヒル

空を飛ぶアヒル。

今まで、アヒルは空を飛べないもの、飛んだとしてもほんの数メートルばかりと思っていた。

ところが、今日これが思い違いであることを知らされた。

朝立ち宣伝を終えて帰ってみると、家のそばに白いアヒルがたたずんでいた。

なんでこんなところにアヒルがいるのか?

隣の宮城さんが飼っていたのだろうか。あるいは、その隣の宮城さんだろうか。こんな話は今まで聞いたことがない。それではどこから歩いてきたのだろうか。こんなところをのんびり歩いてきて犬におそわれなかったのか。頭の中を疑問符が飛び交う。

とにかく、写真に撮って置こうとカメラを取ってきてアヒルに近づいていくと、お隣の宮城さんが草をむしっている。

このアヒルはお宅が飼っていたのですかと問いかけると、空から飛んで降りてきたという。

まさか、アヒルは飛べないのではないですかと問いかけなおすと、いや飛ぶよ、あの上から飛んで来たと上空を指さした。

最初は、白鷺とばかり思ったといいながら、縁起のいいことではないのと付け加えた。

カメラに収めて、人になついているようですね等と、話しながら近づいていくと、突然、ばたばたと羽音を立てて、飛び立っていった。

なんと2階建ての家も帯び超えるような勢いで、数件の家を飛び越えて見えなくなった。

アヒルの飛び立つ姿を初めて目撃したが、白い大きな鳥が羽を広げる姿は美しかった。



2009年12月1日火曜日

一般質問の日程決まる/12月8日の4番目

11月議会の一般質問の日程が決まりました。

私の質問は、12月8日(火)の4番目です。午後2時前になると思います。

今日は、質問の通告を提出しました。

今度の議会は、普天間基地をめぐって大きな論戦が展開されるでしょう。

私も、日米安保条約の問題と普天間基地の即時閉鎖を中心に質問を行う予定です。

以下が質問通告の内容です。



��1月議会一般質問・・・・渡久地修

��、日米安保条約と沖縄の米軍基地について
  ①日米安保条約の目的について
  ②沖縄への米海兵隊の配備状況と目的を明らかにせよ
  ③復帰後の米軍の事件、事故、犯罪の件数とその内の海兵隊の件数について明らかにされたい。
  ④9月議会において、世界的な平和への変化、米軍基地撤去の動きが広がっていることなどを指摘し質問したことに対して、知事も「そのことは良く理解できる」と答弁したが、逆に、日本、沖縄においては、日米両政府とも沖縄に新たな基地の押しつけ、基地の機能強化が進められている。
その理由はどこにあると知事は認識しているか。
⑤「移設条件という」という呪縛、金縛りから抜け出し、知事は、普天間基地の即時閉鎖を堂々と主張すべきではないか。

��、米軍人、軍属等の基地外居住について
  ①実態と弊害について
  ②住民登録法及び日本の法律との関係で許されるのか。実質的な基地外基地ではないか。県は、基地外居住は認められないとの立場に立つべきではないか。
  ③軍人、軍属以外の外国人が登録をしないで居住している可能性はないか。
  ④基地外居住の実態把握のためにどのような対策をとっているか。例えば、賃貸人に市町村への届け出を義務づけるなど、何らかの対策が必要ではないか。

��、第一次産業の振興について

①復帰時から今日までの、農家と農業従事者の推移と減数、主な農産物の生産高の推移と減数、県内食糧自給率の推移について伺う、
  ②農産物輸入自由化が衰退の主な原因ではないか。FTA,EPA協定は、農業に壊滅的打撃を与えるものであり、反対すべきである。
  ③県内の失業率と完全失業者の数はいくらか。
  ④県経済の発展の土台は第一次産業の発展にあると思うが見解を問う。
  ⑤県内食糧自給率を当面50%に回復させると、どれだけの農業人口が増えることになるか。また、50%回復への具体的な目標と対策を立てるべきではないか。
  ⑥若者への農業の素晴らしさをもっとアピールし、担い手、後継者づくりの特別な対策をたて、「観光立県」とともに「亜熱帯農業立県」を目指すべきではないか
  ⑦沖縄21世紀ビジョンでもこのことに重点を置くべきではないか

��、沖縄の自殺の激増と命を守ることについて
  ①今年の県内での自殺の実態、増加率、原因、対策等について問う。
  ②失業、雇用、借金、病気など、あらゆる面での対策強化が求められている。県として、非常事態宣言を出して、命を守るための全庁的な対策本部も設置し、全自治体ぐるみ、全県民的な運動に取り組むことが必要である。

��、「沖縄県交通方法変更記念特別事業貸付基金」、いわゆる730基金の「交通方法変更に伴う貸付」については、すでに役割は終わったのではないか。
  この基金の要綱では、交通災害医療機器の整備、へき地交通災害医療情報施設の整備などにも使えるようになっている。喫緊の課題である県立病院の医師確保、医療施設整備、あるいはドクターヘリ等の充実に変更してはどうか。

��、大平特別支援学校の校区見直しなどについて
  保護者から、何の説明もないまま一方的な校区見直しが行われているとの1通の手紙が寄せられた。教育の現場において、父母や関係者の説明、協力や理解なし一方的に進めてはならない。特に校区変更などは子どもたちや父母への大きな負担となるものである。分離校建設を含め、教育長の見解と今後の対応について問う。

��、わが党の代表質問との関連