2016年3月27日日曜日

子どもの医療費無料化/記者のメモ

今朝の沖縄タイムス・記者のメモに子どもの医療費無料化について記事が出た。
これまで、入院医療費を中学まで無料にさせ、通院も就学前まで拡大させたが、3月2日の一般質問でさらに拡大するようにとりあげ、知事が実現したいと答弁したことを取り上げている。


2016年3月15日火曜日

和解についての緊急質問要旨

 3月8日に行われた、和解についての日本共産党・渡久地修の緊急質問の要旨を以下に紹介します。


○渡久地 修

 今回の和解というのは、国の辺野古新基地建設強行路線が、県民の大きな闘いと翁長知事の頑張りによって、私は破綻させられたものだ。
 和解が成立したにもかかわらず、協議が始まってもいないのに、いきなり国が県に対して是正指示を出したということは、沖縄県民をないがしろにする暴挙である。

○知事公室長

 今回、国が和解成立後直ちに是正の指示を行ったことについては、県としても大変残念に受けとめております。

○渡久地 修

 常識的に和解の文書を解釈すると、協議してから是正指示があるものと考えるのが普通だ。しかし、今回の是正指示が協議より先行してやるというやり方は、和解の精神に反するものだ。

○知事公室長

 安倍総理大臣が知事との面談におきまして、誠意を持って沖縄県と協議を続けて話し合いを進めていきたいというお話をされておりました。その意味では、その翌週になって突然是正の指示をしたということは、その安倍総理の発言からしますと、若干の違和感を覚えております。

○渡久地 修

 これは和解の精神に大いに反することだ。
 協議の前にもう是正指示出したということは、政府の聞く耳を持たないという態度が私は鮮明になってきていると。そういう意味で、この強行姿勢を県民の間に不信感も大きく増幅していますし、今後の協議に私は大きな影響を与えるのではないか。

○知事公室長

 まだ協議の枠組みと言いますか、これからどういうふうにやっていくかというのは、国からは示されておりませんけれども、いずれにしましても、県としましては、この協議については真摯に対応していきたい、協議していきたいと考えております。

○渡久地 修

今回裁判所が提示した、成立した和解の内容を見てみると、沖縄県側の主張がほぼ全面的に認められたと。国の主張は退けられたというふうに私は理解しているが。

○知事公室長

 今回の和解内容は、裁判において県の主張してきたこと、それに沿ったものであると考えておりまして、これを受け入れたわけでございます。特に、和解によって工事が中止、停止になる、それは大変意義があると考えております。

○渡久地 修

 沖縄防衛局長が私人に成り済まして、行政不服審査請求を行ったということについては、これは裁判所からおかしいと、退けられた内容と理解してよろしいか。

○知事公室長

 今回の和解というのは、それぞれ国において、これまでとってきた代執行手続あるいは審査請求手続、そういったものを取り下げて、県と国が話し合う、工事も中止するという内容になっております。その意味では、県の主張、それはかなり通ったのではないかと考えております。

○渡久地 修

 そもそも無理な、私人成り済ましが裁判所から退けられたということだ。
 次に、自治法の手続を無視して、国がいきなり代執行手続を行ったことも、裁判所がこれは地方自治法に反する、そういう判断を行ったということで理解していいか。

○知事公室長

 まさに、私どもも主張も、この地方自治の本旨に反するこの国の代執行手続あるいは審査請求手続、そういうふうに主張しておりましたので、私どもとしては、今回県の主張がかなり裁判所において理解をいただいたのではないかと考えております。

○渡久地 修

 この和解の勧告にも示されているように、地方自治法の改正で、国と県は対等、平等な関係になったんだと、協力の関係になったもんだという点では、ある意味では画期的なものだと思うが、見解は。

○知事公室長

 先ほど来申し上げているように、今回の裁判において私どもは、地方自治の本旨である住民自治、団体自治、それに対して国の代執行訴訟、審査請求手続がこの本旨に反しているんじゃないかということを主張してまいりました。そのことについては、私ども精いっぱい主張、立証した結果であると考えております。

○渡久地 修

この勧告文で、本来あるべき姿として、沖縄を含め「オールジャパンで最善の解決策を合意して、米国に協力を求めるべき」であるということを指摘している。これはかなり異例だと思うけれども、アメリカに対して沖縄県民の声を届けない、言いなりになっている国の外交姿勢を痛烈に批判したものだと思っている。そういう意味で、政府に対して、アメリカと外交交渉しっかりしなさいということを裁判所が私は言っているものだと思うけれどもどう思うか。

○知事公室長

 確かに、この和解内容の最初の文案の中で、裁判所のほうが、「オールジャパンで最善の解決策を合意して、米国に協力を求めるべき」であると書いてありますけれども、この点は私どもとしても、裁判所のほうが今回の訴訟の行方について、懸念を示した内容であると理解しております。

○渡久地 修

 裁判所が異例の、国の外交交渉しっかりしてないということを迫ったものだ。
 そして、ここで今後埋立承認が撤回されたり、設計変更に伴う変更承認が必要と予想され、延々と法廷闘争が続く可能性がある、国が勝ち続ける保証はないとまで指摘しています。
 例えば、岩国で埋め立てた場合、設計変更というのはこれまで何回行われましたか。

○知事公室長

岩国の飛行場の移設事業では、変更承認はこれまで8回行われております。

○渡久地 修

 この辺野古の新基地建設で、もう既に変更申請1回出されているんですが、今後、変更申請どれぐらい出てくると予想していますか。

○知事公室長

 そもそも、工事がストップしている状態ですので、私どもとしては、今後どれぐらいの変更承認申請が出てくるかについては承知しておりません。

○渡久地 修 

変更申請が出された場合、その都度、その都度知事の承認が必要になるということははっきりしていますね。

○知事公室長

 はい、そのとおりでございます。

○渡久地 修

 その際、この承認を知事が認めなかったらどうなりますか。

○知事公室長

 その際は、その変更承認ができない、すなわちその変更承認申請に基づく工事はできないということになります。

○渡久地 修

これについて裁判所も、知事の広範な裁量が認められて、国が敗訴するリスクが高いということまで言っています。これは、そのことを指しているんですか、どうですか。

○知事公室長

 今回の和解勧告に当たって裁判所はさまざまなことをその勧告の中に書き込んでいますけれども、私どもその中身一個一個について裁判所の意向を確認したわけではありませんので、そのことが承認申請を指しているかどうかについては承知しておりません。

○渡久地 修

 裁判所も言っていますけれども、知事に広範な裁量が認められる、これから変更申請が出されてきたらその都度承認が必要になってくる。ということは、翁長知事が頑張っている限り、辺野古新基地建設はできないということを裁判所も指摘していることだ。

○知事公室長

 いずれにしましても、知事は公約の柱として、辺野古に新基地はつくらせないということを申し上げております。そして、あらゆる手法を用いてつくらせないということを申し上げておりますので、その姿勢にかわりは全くございません。

○渡久地 修
 
 翁長知事とそして名護市長の権限というのは大きいわけです。その都度変更申請が出されてくる。それについて、知事、名護市長が頑張っている限り、これはもうここで工事とまるわけです。そのたびに、また同じように裁判繰り返すことになってくるという点で、私は知事の権限というのは大きい。知事が頑張っている限り辺野古新基地建設強行はできないということを裁判所も指摘していると思いますけれども、再度知事に見解をお聞かせください。

○翁長雄志知事

 一昨年当選をして以来、そういう意味での設計変更含め、大変厳しいものがあるというような話もさせてもらいました。その当時ですから、先々のことについての見通しなどは話できませんでしたけれども、今こういう形で埋め立てが中止になったという意味では、大変大きなことになったというふうに思っております。

 岩国なんかの場合でも、8回というようなことがあったわけですが、何回というのは言えませんけれども、8回というのは参考にはなるだろうというような意味では、やはりこの問題はなかなか厳しい状況になっていると、このように認識をしております。

○渡久地 修

 翁長知事と名護市長が頑張っている限り、これは国が幾ら強行しようとしてもできないわけです。ですから、しっかりと頑張っていただきたいと思います。同時に、普天間基地の閉鎖撤去、県内移設断念というのが建白書の精神ですけれども、今言われている5年以内の運用停止、もう残された期間は3年。それについて、やっぱり一生懸命頑張っていくということ大事だと思いますけれども、それについてどのように取り組まれますか。

○知事公室長

 政府と沖縄県の協議会、そこでしっかり5年以内の運用停止を含む危険性の除去につきまして、政府に対して強く訴えていきたいと考えております。

○渡久地 修

 これから政府との協議が始まると思いますけれども、その際、ぜひ強調してほしいのは、この国は和解を受け入れるだけでなくて、まず辺野古移設が唯一だという固定観念を捨ててもらって、考えを改めて5年以内の運用停止、辺野古の新基地建設を断念して普天間基地閉鎖撤去するという方向も含めて、アメリカと外交交渉を直ちに行うということが求められていると思いますけれども、そのことを政府あるいは安倍首相に、知事、しっかりと求めていただきたいと思います。

○安慶田光男副知事

 普天間の5年以内の運用停止と、それから安全確保については、去る宜野湾市長選挙でも民意は出ておりますし、また、それが宜野湾市民の考え方だとすれば、当然のことながら、私たち県も、また国もそういう5年以内というものは、約束されてもいることでありますので、そこら辺も含めて強く要求してまいりたいと考えております。

○渡久地 修

 ぜひ5年以内の運用停止というのは、強く迫っていただきたいと同時に、建白書で一致した普天間基地の閉鎖撤去、県内移設断念というのも迫っていただきたい。
 安慶田副知事、この協議を行った場合、県民の皆さんが望んでいるのは、この協議の場をぜひとも公開の場で、公、みんなに明らかになるようにやってほしいというのが、多くの県民の皆さんの願いですので、その辺ぜひやっていただきたい。

○安慶田光男副知事

 今、渡久地議員の意見は聞きました。ただし、国との、相手がいることですから、国の意見も聞きまして、できる限り渡久地議員の要望が応えられるように努力はしていきたいと思っております。

○渡久地 修

この和解も、裁判所から公開することをとめられましたけれども、県としては、やっぱり県民にも議会にも、公にしないと自分たちはだめだということで、何度も何度も申し入れをして、そして公開されたという経緯もありますので、その辺はぜひ知事、この協議がオープンになって進行できるように、知事の決意、最後にお聞かせください。

○翁長雄志知事

 今、安慶田副知事のほうから、相手があることなのでということではございます。しかし、集中協議でも一回一回終わったときには、私のほうから全部公表しております。ですから、これからの協議という意味からしても、今お話がありましたように、申し入れをさせていただいて、しっかりした公表にしたいと思いますが、それは相手があることですので、しかし、沖縄県側とすれば、しっかりとこれは公表していきたいというふうに思っています。

○渡久地 修

 ぜひこの地方自治の精神に基づいて、このような和解も出ましたので、ぜひ政府に屈服することなく、全力で頑張っていただきたいということを強調して質問終わります。

 

 

2016年3月10日木曜日

沖縄県、名護市へのふるさと納税が増える

昨日の総務企画委員会で、沖縄県と名護市へのふるさと納税の状況について質問しました。
辺野古新基地建設をゆるさないと頑張っている翁長県知事と名護市長への全国からの熱い支援がここでも表れていることが分かりました。

2016年3月10日、沖縄タイムス

2016年3月10日、琉球新報

2016年3月9日水曜日

辺野古代執行訴訟についての緊急質問

 
昨日、辺野古代執行裁判の和解について知事から報告があり、それについての緊急質問が行われました。日本共産党・渡久地修の質問を動画でアップしました。
翁長知事が頑張っている限り、辺野古新基地は建設できないと質問を展開しています。
約17分です。

2016年3月8日火曜日

辺野古代執行訴訟和解について緊急質問

今日、県議会の本会議で、辺野古代執行訴訟の和解についての報告があり、それに基づいた緊急質問が行われ、日本共産党から、渡久地修が質問に立ちました。
今回の和解は、「国の辺野古新基地建設強行が、県民の大きな反対運動と、翁長知事の頑張りによって破綻に追い込まれたものだ」と指摘して、具体的に質問しました。そして、知事が頑張っている限り、辺野古新基地はできないと裁判所も指摘しているのではないかと知事の見解をただしました。知事は「(基地建設は)きびしいとと思う」と答弁しました。
詳細は明日動画でアップします。

2016年3月5日土曜日

国の代執行裁判の不当性が明らかに

昨日、沖縄県と国が代執行裁判で和解が成立しました。
内容は、国が裁判を取り下げること、防衛局が行政不服審査請求を取り下げるとともに、工事を直ちに中止することなどとなっています。

国が、地方自治法の手続きを無視していきなり代執行裁判に訴えたことが不当だということが明らかになりました。
このままでは国は敗訴する可能性が濃厚でした。

沖縄県の主張に正当性があることが証明されたことになります。

和解は成立しましたが、安倍首相は「辺野古が唯一」といまだに言い張っています。

辺野古移設を断念させ、普天間基地を閉鎖・撤去させるために全力で頑張りましょう。

2016年3月4日金曜日

沖縄県議会予算特別委員長に就任

昨日から、予算特別委員会が設置されて、今年度の補正予算と、新年度予算の審議が始まりました。

この予算特別委員長に日本共産党の渡久地修が就任しました。
日本共産党が予算特別委員長に就任するのは沖縄の県議会では18年ぶりの二人目とのことです。

過去最高の7千億円台の県予算ですので、子どもの貧困対策など、多くの課題が山積していますので全力で任務を果たしていきたいと思ています。


沖縄の米軍基地の異常な実態

3月2日に行った一般質問中、沖縄の米軍の異常な実態について質問した部分を動画でアップしました。

これからの沖縄の経済発展についての提言

3月2日に行った一般質問中、これからの沖縄経済発展についての提言の部分をづがでアップしました。

子どもの貧困対策を―県議会での質問(動画)

3月2日に行った一般質問中、子どもの貧困対策についての部分をアップします。


2月議会一般質問

2月議会の一般質問が3月2日に行われ、子どもの貧困対策、これからの沖縄の経済発展の方向、沖縄の米軍基地の異常な実態などについて翁長知事に質問しました。

知事は、子どもの貧困対策で、子どもの医療費の無料化の拡大などを一つひとつ確実に行っていくと答弁しました。

沖縄の今後の経済発展の方向についても、①沖縄振興予算が県内を循環し、地元企業や家計に蓄積される仕組みにすること、そのために、地元企業優先、分離・分割発注、生活密着型の公共工事の推進、米軍占領下で遅れている、福祉や教育などに力を入れる ②地場産業育成、地元企業育成で沖縄の力をつけること。そのために亜熱帯気候を生かした農漁業の振興、世界遺産登録で沖縄の自然や文化を生かした観光の振興などをすすめる ③米軍基地を撤去してこそ沖縄経済は発展する。これに本腰を入れることを提起しました。
知事は、具体的な雇用の確保などの数字を見ても、一つ一つ実施すれば雇用が増えることが分かった。ぜひ頑張りたいとの答弁がありました。

沖縄の異常な米軍基地の実態について、沖縄の米軍基地の成り立ちについて質問し、この住民の土地を奪ったのは、ハーグ陸戦法規違反ではないかとの質問に、知事は、ハーグ陸戦法規に反すると思うと答弁しました。

これらの質問の模様は、動画でアップしますので、ご覧ください。

 
子どもの貧困対策について質問


沖縄の経済発展の方向について