2013年9月30日月曜日

安保条約をなくし平和友好条約へ/一般質問で正面から論戦を挑む

今日、一般質問が先ほど終わりました。

今日は、安保条約は必要という県に対して、世界の流れは軍事同盟から脱却して、平和共同体への大きな流れであることを、日本共産党の外交政策をもとに正面から論戦を行いました。

1960年代に10の軍事同盟が、次々と解体、機能停止に陥り、現在はNATO、日米、米韓、米豪の4つの軍事同盟になっていること、紛争の平和的手段による解決、武力による威嚇または行使の放棄を明確にした、東南アジア友好協力条約(TAC)が、今ではアメリカ、欧州連合まで広がり28カ国・組織に広がっている事実を示して、世界は軍事同盟から平和共同体へと大きな流れていいることをパネルで示しました。

また、県内でも、日米安保条約をなくして平和友好条約へ、基地の全面撤去へと県民の世論が大きく広がっていることを、世論調査の動向を示しなながら、知事に対して、この事実を踏まえて、オスプレイ撤去、普天間基地撤去、辺野古移設断念を堂々と訴え行くこと、埋立て申請を堂々と不承認にすべきと質しました。

知事は、「今日は、大変勉強をさせていただきました。いろんな幅広い視野や視点をもって、沖縄の米軍基地問題について取り組んでまいりたいと、改めて思ったしだいです」と答弁しました。











2013年9月28日土曜日

一般質問の資料作成

明後日の一般質問は、辺野古移設のための埋め立て申請について12月以降に知事は判断するとの意向を示したために、この問題をめぐって更に論戦が行われるでしょう。

私もその準備で今日も県議会で資料作りに追われています。

2013年9月27日金曜日

オスプレイの低周波音で乳牛が死産・早産

県議会代表質問で日本共産党の玉城ノブ子県議は、オスプレイの訓練が激化している伊江島で、乳牛の早産・死産と母牛も死んでいる実態を示して、県に調査を求めました。

伊江島でオスプレイが6月の4日間で日中・夜間計138回の訓練を行い、牛舎上空を通過。

その結果、異常分娩による死産と早産が相次いるとして、6月の早産の牛が、9月に生まれた牛よりも小さく痩せている実態を写真で示し、県として低周波音の調査と、オスプレイの飛行停止、撤去を求めました。

県の環境生活部長は、低周波音測定器を設置して実態を調査すると答弁しました。




質問する玉城ノブ子県議。写真は、手前が6月に生まれた牛、後ろが9月に生まれた牛。
6月に生まれたのに小さくやせ細っています。セリでも買い手はつきませんでした。

2013年9月26日木曜日

今日から代表質問

今日から、沖縄県議会9月議会の論戦が始まります。
今日、明日は代表質問です。
日本共産党からは、玉城ノブ子県議が明日代表質問に立ちます。

私の一般質問は、9月30日(月)の8番目、およそ午後7時ごろになる予定です。

今日も、汀良交差点での自転車での朝立ち宣伝を行ってきました。

オスプレイの最後の1機が昨日強行配備されるなど、許せないことが続いていますが、県議会で正面から追及していきたいと思います。

2013年9月25日水曜日

安里交差点での朝立ち宣伝

監査や議会の早での会議や出張などでしばらくできなかった安里交差点での朝立ち宣伝。

約3~4週間ぶりではないだろうか。

久しぶりの宣伝だっが、宣伝前の掃除をしている時に、「渡久地さんご苦労さんです。いつも応援していますよ」と声をかけてくれた人や、バスから手をふってくれた知り合い、バイクから手をふってくれた人、偶然にも赤嶺政賢衆院議員の車まで通りかかり手をふっていった。(本人は国会の視察で北海道らしいのですが)

先週、知り合いから最近見えないけどと言われていただけに、うれしい反応でした。

安倍内閣の暴走を食い止めよう!、知事は辺野古移設のための埋立て申請を不承認にせよ!、オスプレイは全機撤去せよ!
訴えにも力が入りました。




2013年9月24日火曜日

一般質問は9月30日、午後7時ごろ

私の一般質問は、初日の9月30日の最後、8番目に決まりました。おそらく午後7時頃になると思います。

当局も議員も長時間の質疑で疲れていいる時間帯ですが、しっかりとがんばります。

9月議会一般質問の通告

9月議会一般質問の通告が12時に締め切られました。
私は、以下の項目について通告しました。

9月議会一般質問
                                   渡久地修

1、ブラジル、アルゼンチン移民記念式典に参加して
 (1)、「うちな~ん人」の誇りをもって頑張ってこられた方々を激励し、その誇りをお互いに再確認する成果があった。移民の苦難の歴史と、県人がその国・社会で果たしている役割を後世にきちんと伝えていく母県の役割と交流・激励事業の継続発展について伺う。
 (2)、若い人たちに「うちな~ん人」としての誇りを持ってもらうための活動に取り組んでいたが、沖縄県内での取り組みの重要性を実感した。県としての取り組みを問う。
 (3)、アメリカの裏庭と呼ばれていた中南米で、アメリカいいなりから脱却した対等・平等、自主独立へのダイナミックな政治的な変化が起こっていることを実感してきた。県の認識を問う。
2、沖縄の軍事的植民地状態からの脱却について
 (1)、ア、憲法でうたわれている「地方自治の本旨」とはどういうことか。
   イ、41市町村長、市町村議会議長、県議会議長・代表ら連盟の建白書を踏みにじり、オスプレイの強行配備、辺野古埋立て申請強行などは、沖縄県という一地方自治体をまるごと切り捨て、憲法の「地方自治の本旨」に反した、まさに米軍の植民地扱いではないか。
ウ、政府の圧力に屈服せずに辺野古埋立て申請を県民の総意に基づききっぱりと不承認にすることこそ「地方自治の本旨」に則ったものである。知事の決意を問う。
エ、那覇空港滑走路増設や一括交付金などの振興策と引き換えに、辺野古移設の承認を迫っていると指摘されているが、これこそ「地方自治の本旨」に反するも最たるものではないか。知事の見解を問う。
オ、日本の航空法では、住宅上空は300メートル以下の飛行及び夜間の無灯火飛行は禁止されているのではないか。航空法に違反するオスプレイの飛行実態について県はどれだけ把握しているか。それがなぜ沖縄では傍若無人に飛び回っているのか。知事は、オスプレイ等の米軍機の住宅地上空の飛行について、地位協定とか安保とかに囚われて犠牲を甘受するのではなく、「地方自治の本旨」にたって、日本の法律を守れと、沖縄県の知事として米軍にお願いではなく堂々と飛行禁止を通告すべきではないか。

 (2)、米軍機、米軍ヘリの事故、墜落について、事故原因を明らかにするように県と県民は求め続けているが、米軍は意識的に明らかにしていないのではないか。復帰後の事故及び墜落で事故原因が明らかにされたのは何件か。
 
(3)、米ネバダ州でのオスプレイの墜落は、ブォルテック・リング・ステート(VRS)によるものではないか。沖縄でVRSが起こったら大惨事になるのではないか。

 (4)、ア、米軍基地は沖縄発展の阻害要因であることについて知事の認識を問う。
  イ、県のHPで普天間基地の返還で経済効果と雇用効果について、3万2千人の雇用増などが見込まれることが書かれてなく、過小表記であり改めるべきと指摘したが、改善されたか。
   ウ、21世紀ビジョンの掲げる「基地のない沖縄」を目指すためにも、米軍基地返還後の経済波及効果、雇用効果等の試算を最新の指標で改めて行うべきである。

 (5)、沖縄の基地問題を国連や米国社会、日本全国に直接伝えるために、国連事務総長や人権委員会に沖縄の実態を直接出向いて訴えるか、あるいは書簡で訴えることも含め検討すべき。また、県が発行した、普天間基地問題のパンフレットの英語版を、各国の在京大使館に送付することと、今年1月の建白書の内容で全国と米国新聞への意見広告をだすことについて伺う。

 (6)、ソ連崩壊後、世界の軍事同盟は解消方向に行っている。今、実質的に機能しているのは、
NATO、日米、米韓、米豪の4つの軍事同盟だけになっている。日米安保条約、日米同盟
といえば、どんな傍若無人なことでも受け入れなければならないというような「思考停止」、
金縛り状態から脱却すべきである。県としても、「安保条約をなくし、平和友好条約に切り
かえる」という主張に対しても、聞く耳を持たない、門前払いの姿勢を改め、素直に議論、
研究の対象にして基地問題解決の方向を探求すべきではないか。

3、雇用問題について

 (1)、県内の非正規雇用の実態について、全体、若年者、男女別、産業別の実態と正規雇用を
広げるための課題と取り組みについて、

(2)、保育士、介護士の非正規率と平均月収はいくらか。正規雇用を増やすための課題と取り組みについて。

4、ブラック企業について
  ブラック企業とはなにか、県内での実態はどうなっているか。ブラック企業対策で、8月8日、厚生労働省は全国で4000事業所の立ち入り調査を行うと発表したが、県内ではどうなっているか。
また、H24年度での沖縄労働局が立ち入り調査と勧告や是正などについて伺う。

5、モノレールの石嶺駅先行開通について

6、沖縄県不発弾対策条例の制定について
  うるま市で、不発弾の不法投棄が見つかった。再び事故を起こさないためにも、不発弾処理事業の推進、生命と財産をまもり、安心、安全のために、行政機関の役割、県民の協力などを定めた県条例が必要である。現在、総務企画委員会において議員提案で制定しようと審議されているが、県としても協力すべきではないか。

7、温暖化防止対策について、
  灼熱の沖縄で、道路のアスファルト舗装が更に温度を強烈に上げている。遮熱性舗装に切り
替えることについて。また、雨水、河川水、再生水などでの散水や打ち水などの温度を下げ
る取り組みなどの研究が必要ではないか。

8、我が党の代表質問との関連

2013年9月21日土曜日

連休も休みなし

お早うございます。連休も15夜祭、敬老会、同期生会、法事に県委員会総会と続きます。昨日、県議会の職員に疲れた顔してますよと言われてしまいました。あわてて鏡を覗きましたが、自分では気がつかないようでも、やっぱり顔に表れるのでしょうか?用心、用心!

2013年9月20日金曜日

一般質問準備

9月議会の一般質問の通告締め切りが24日です。

土、日、月と休みが続くので、職員からの聞き取りなどは今日中にしなければなりませんので忙しくしています。

私の今回の質問は、安保、基地問題をはじめ、雇用問題、ブラック企業問題、モノレール延伸、地球温暖化対策などに絞って質問する予定です。

質問日と質問時間は、24日に決まり次第お知らせします。

2013年9月19日木曜日

自宅から県議会まで歩いて1時間

いつもバイクでの出勤ですが、今日は、自宅から県議会まで歩いてみました。ちょうど1時間でした。

なかなか歩かないだけにたまにはいい運動です。ホントは毎日歩いたほうがいいのですが。

心地よい汗をかき、下着を着替えて、早速、質問の準備と各部からの聞き取りに追われています。

話は飛びますが、ブログをチェックしたら、訪問者の数が26万人を超えていました。多分3日まえに超えたと思いますが見逃していました。

これからも、応援をよろしくお願いします。

2013年9月18日水曜日

9月議会始まる

今日から9月議会が始まりました。10月11日までの24日間です。

55億6,521万5千円の補正予算や、「沖縄県障害のある人もない人も共に暮らしやすい社会づくり条例」など40件の議案が提出されています。

また、9月26日から10月3日まで、代表質問、一般質問で、基地問題から暮らしの問題までの論戦が行われます。

開会前に、川上副知事が会派にあいさつ見えられましたが、その中で、私のブログを拝見したとのことが話題になったので、それではと今日のブログの話題にと一緒に写真を撮りました。

撮影をお願いした動向の職員は、よほど緊張したのか、少々ブレているようですが、今議会もスジを通してブレずに(笑)がんばります。


2013年9月17日火曜日

明日から9月議会

明日から、2013年9月議会が始まります。
今日は、議案説明会が午後1時半からあります。

年末までに辺野古の埋め立て申請について知事の判断がくだされます。
県民の立場に立って、きっぱりと不承認にするように迫って行きたいと思います。

米軍ヘリの宜野座村での墜落、オスプレイの米国での墜落など、県民の立場から明らかにしなければならない問題が数多くおります。
全力で頑張ります。

2013年9月12日木曜日

監査講習会

昨日から、全都道府県監査委員協議会の講習会で東京に来ています。3日間の日程で、六つの講義を専門家から受けます。頑張っています。

2013年9月10日火曜日

平生年度決算審査意見書を知事あて提出

今日、沖縄県監査委員は、平生24年度歳入歳出決算審査意見書等を知事あてに提出しました。


左側が4人の監査委員、4人目が渡久地修監査委員。
手前後ろ向きが川上副知事、右側は手前から、総務部長、企業局長、病院事業局長

2013年9月8日日曜日

池井戸潤の「ルーズベルト・ゲーム」

今年1月31日のブログでは、池井戸潤の「下町ロケット」、2月13日のブログでは「空飛ぶタイヤ」という本は面白いと紹介した。

池井戸潤といえば、いま「俺達花のバブル入行組」をドラマ化したテレビが大ヒットしている。

池井戸潤の小説が面白いのは、今の効率だけが優先され、人間よりもコストが優先される世知辛い社会に対して、いきている人間と家族と人情をもっと大事にせよというメッセージが単刀直入で発信されていることではないだろうか。

今日読んだ「ルーズベルト・ゲーム」もこれまでの作品と同じように人間を大事にすることをズバッと説いている。

ここに登場する青島製作所は、これまでの物語と同様に苦境に陥り、リストラを迫られ苦境に陥っていく。そしていろんな人間ドラマが展開されて、最後には苦境に打ち勝っていくというストーリである。

その中で池井戸潤は、会社の会長に、リストラを追求する後継社長に対して、「しかし、会社だけ利益をあげればそれでいいのかな」と問いかけ、続けて「この工場が作っているのは、カネ儲けの製品だけじゃない。働く者たちの人生であり、夢もだ。いまこの会社の社員として働くことに、夢があるだろうか。彼らに夢や幸せを与えてやるのもまた経営者の仕事だと思うんだが」と語らせている。

この会長の語りの中に作者の思いが凝縮されているように思う。この会長の言葉こそ池井戸潤作品を貫き通している信念ではないだろうか。

効率だけが優先され、人間が部品扱いされている社会を働く人達が実感として持っているからこそ、以前まで当たり前だったと思うこのような信念に共感するのではないだろうか。

この作品では、この会社の野球部が中心舞台となってい設定されていて、野球の試合の展開もまた面白い。

池井戸潤の目指す社会、人間が大事にされ、正規雇用が当たり前の社会を早く実現したいものである。




2013年9月7日土曜日

全港湾沖縄地方本部定期大会であいさつ

全港湾沖縄地方本部の定期大会があり、日本共産党県委員会を代表して挨拶してきました。

 参院選挙でねじれ解消を掲げて自民党は大勝したが、国民とのねじれは逆に大きくなり、国民との矛盾が広がり、国民の大きな反撃が始まっている。
憲法の問題では、解釈改憲で集団的自衛権の行使を行おうとしている。国民の多くは反対であり、憲法改正を唱えてきた保守的な人たちからもこれはクーデターだとの批判が広がっていること。また、集団的自衛権の行使は、自衛隊の海外派兵だけでなく、武器や弾薬の輸送などでの民間船舶の徴用など、港湾労働者として絶対に見過ごせない問題として憲法改悪を食い止めよう。

消費税も来年4月に増税を強行しようとしているが、低所得者ほど重くのしかかるのが消費税であり、全国で最下位の県民所得である沖縄が一番の被害を受けるとして反対の声をあげよう。

TPPも農業や医療だけでなく、沖縄の建設業にも大打撃を与えるとともに、今でも漁船や船舶に低賃金の外国人労働者が多く就労している。TPP参加は、非関税障壁の撤廃で、港湾労働者の仕事の分野にまで外国人労働者が大量に流入してくるおそれがあり、断固反対だ。

沖縄の基地問題も、県民の総意を踏みにじり、オスプレイの強行配備、辺野古移設を押し付けようとしているが、この間のたたかいで、41市町村長、県議会、市町村議会の建白書で、オスプレイ配備撤回、普天間基地の閉鎖撤去、県内移設断念の総意を作り上げてきたのは大きな前進であり、県民の戦いをさらに広げよう。

その先頭に全港湾沖縄地方本部立ってがんばっていることに敬意を表し、日本共産党も連帯してともにたたかいましょうと訴えてきました。

2013年9月6日金曜日

全日空客室乗務員さんとの会話

一昨日、福岡から全日空機で帰路についた。

機内の中で、客室乗務員と短い会話を交わした。

「全日空では、全員が正規雇用になることが決まったみたいですね」

「私も、一年目ですがほんとによかったです」

「貴方はどうなるのですか」

「私も来年の4月から正社員の予定です」

「良かったですね。おめでとう」

「ほんとにありがとうございます」

彼女の満面の笑みと弾んだ声が印象的だった。

どんな職業であれ、働く人達が大事にされ、尊重され、そして、正規雇用が当たり前の社会に早くしたいものである。

出されたお茶を飲みながら、ヘッドホンから流れる懐かしのかぐや姫の「赤ちょうちん」を聞いた。

2013年9月5日木曜日

米国言いなりの外務省沖縄事務所は必要か?

8月30日にオスプレイの撤去を求めて外務省沖縄事務所に抗議に行った。

アメリカ言いなりで県民の声を米軍や日本政府に伝えない外務省沖縄事務所に噛み付いたが、そのことが琉球新報jと沖縄タイムスの両紙に掲載されたので再度掲載します。



9月3日、沖縄タイムス

8月31日 琉球新報

2013年9月4日水曜日

タイムス・記者のメモ

熊本に出張中だが、今朝の沖縄タイムス・記者のメモに、先日のオスプレイ墜落での外務省沖縄事務所への抗議の模様が掲載されていると県議団事務局から記事のコピーが送られてきた。FBにはアップできたが、このブログにはスマホからは写真がアップできない。なんども試みているがなぜだろう。とりあえず、今朝の沖縄タイムスをご覧いただくか、僕のFBかツイッターをご覧ください。

2013年9月2日月曜日

オスプレイの墜落事故/ボルテックリングステートの可能性

アメリカでのオスプレイの事故が、ボルテックリングステートによる可能性が高くなっている。
去年の6月議会で、このボルテックリングステートというのを県議会で初めて取り上げた。
その議事録を紹介します。


1012年7月5日 一般質問

渡久地修県議
いずれにしても、オスプレイというのは敵地に奥深く殴り込みをかけるために開発されたもので、これがこれには堂々とまた書かれているということを私たちはよく押さえる必要があると思います。
 次に、公室長、オスプレイの欠陥について、ちょうど1年前の7月1日の議会で、私、オートローテーション機能がないよというのを、米国の証言をここで質問しましたね。あれから1年たちました。この間に何回墜落しましたか。

又吉進公室長
この1年間におきましては、去る4月のモロッコ、さらに6月のフロリダ州ということで、2件の事故が起きていると承知しております。

渡久地修
室長、オスプレイにはいろんな欠陥が構造上あると言われていますけれども、この欠陥はどんな欠陥があると皆さんは認識していますか。

又吉進公室長
オスプレイの初期の事故につきましては、配線の間違いでありますとか、それから降下率の設定を間違えて急速な降下をした結果として墜落したとか、当初の5件の事故につきましては、それぞれ事故原因が解明されておりまして、それはそれなりに米軍側で対処したとしております。しかしながら、今般のモロッコあるいはフロリダの事故については、事故原因がはっきりしていない。
 議員がおっしゃるようなふぐあいにつきましては、県も先ほど議員が御指摘になりましたオートローテーションといったものを問題にしておりまして、確かにオートローテーションというのは回転翼機の機能でございますけれども、オスプレイは回転翼機モードと固定翼機モードを持っていて、その中間のモード、転換モードというものがあると。その部分でオートローテーションがどのように機能するかというのが各種文献の問題であるというふうに認識しております。この点につきましては、現在、防衛省に対して再度確認を求めているところでございます。

渡久地修
オートローテーション機能がないというのはいろんな研究者の間から指摘されています。それともう一つ重大な欠陥、ボルテックス・リング・ステートに陥りやすく墜落する欠陥を持っていると。ボルテックス・リング・ステート(VRS)に陥りやすいということを認識していますか。

又吉進公室長
VRSにつきましては、米本国で起きた2件目の事故の原因とされておりまして、これは回転翼機の特性といたしまして、急激な降下をしたときに、その降下気流の中に機体自体が巻き込まれて揚力を失うという事態だというふうに承知しておりますけれども、このことについては、コンピュータープログラムを改善して修正したというふうにアメリカ側は説明しております。

渡久地修
このボルテックス・リング・ステート(VRS)というのは、今おっしゃったように、回転していわゆるヘリコプター固有のもので、これが降下するときに下降気流が起こって、これに速度を間違うとみずから巻き込まれて墜落するということがこのVRSと言われているものなんです。これについてアメリカの政府監査院(GAO)というところが報告書を出していますけれども、これについて皆さんは承知していますか。

又吉進公室長
 ちょうど手元にございませんけれども、その報告書類につきましては、県は一応一通り入手してございます。

渡久地修
入手しているということなので、ここにGAOの報告書がありますけれども、この19ページにはこう書いてあります。(資料を掲示) 「ヘリコプターモードのときに揚力不足でコントロールできなくなるヴォルテックス・リング・ステートという状態を避けるには限界が出てきている。VRSはどんな回転翼航空機にも起こりえるが、V22では、前進速度と定率降下が規定された幅にあるときに避けがたくなると考えられている。」と。「特にV22では、片方のプロペラの揚力が不足する結果になり、機体がひっくり返る。」という報告書をアメリカ政府の監査院が出しているわけですよ。ですから、オートローテーション機能だけではなくて、このボルテックス・リング・ステートというのも、これはもうこのV22の決定的な欠陥なんですよ。だから、こういったものが配備されるということは、もう沖縄じゅうを危険にさらすということになるので、ますます配備は絶対許してはならないと思います。知事、どう思いますか、この欠陥について。

又吉進公室長
今議員が御指摘になった事項というのは、県もいろいろその情報を集めているところでございますが、これまでさまざまなふぐあいがあって、それを修正されたものもあるというふうに説明されておりますけれども、直近のモロッコ及びフロリダの事故につきましては、現実に墜落という事態が起きておりまして、さらに人の命も損なわれているという中で県民が不安を抱くのは、これはもう当然でございまして、この墜落という事実の前に、県はこの配備については反対であると申し上げているところでございます。

渡久地修
直近の事故ですけれども、アメリカの報告によると、機体には別に何もないと。ところが、微風が吹いたというんですよ、微風、そよ風。だから、それによって、さっき言ったボルテックス・リング・ステートというのが変化して急激に落ちたということも可能性としてはあるわけです。ですから、これは絶対認められないと。
 そしてもう一つ、先日の県内紙に、米下院監視・政府改革委員会が国防総省にオスプレイの保有機数の乖離について報告を求めたというのが載っていましたね。これは公室長、御存じですか。

又吉進公室長
済みません、その記事は読んでおりません。

渡久地修
ちょっとびっくりだね、大きく載っているのに。
 政府改革委員会が国防総省に、予算では126機つくっていることになっていると。ところが、12機が事故と故障で失われているので114機あるはずだと。そしたら、海兵隊は71機保有していると報告してきていると。その差が43機。これは何だということで議会が求めたら、一切答えないと。だから答えなさいということでやりとりをやっているという。これはもうまさに不良品か、重大な事故に至るまでの故障であるいは廃棄になったかもしれない。こういったものまで十分調べないといけないですよということを私は言いたいと思うんですけれども、どうでしょう、知事。

又吉進公室長
 オスプレイの今おっしゃいました情報については、私は承知していなかったわけですけれども、オスプレイに関するさまざまな情報につきましては、県はあらゆる手段をもって情報収集をしておりまして、その配備の実態、計画についても、今後、政府、あるいは場合によっては米軍にその情報を求めていこうと考えております。

渡久地修
知事、今出たオスプレイのオートローテーション機能、それからボルテックス・リング・ステート、あるいは今のオスプレイの数が43機も数が違うと、だからこれは故障じゃないかとか、不良品だったんじゃないかなといういろんな疑問も出ているわけですから、そういったものをきちんと県としても日米両政府に求めて県民の前に明らかにすると、そうでない限りこういったものは絶対認められないというのはもう当然だと思うんですけれども、そういう意味で、知事のオスプレイ配備は絶対許さないという明確な決意をもう一度お聞かせください。

仲井真弘多県知事
 今のは議員がよくお調べになっておられること、そしていろんな欠点といいますか、ふぐあいといいますか、そういうものがいろいろある。また、基本的な設計思想の中にも弱点があるのではないかという点などなど、知事公室で今いろいろと情報収集しておりますが、どれをとってみてもいいデータというのは余りないという点を考えますと、配備計画は中止というのがやっぱり強く要求していくべきだと改めて決意を新たにしているところです。

2013年9月1日日曜日

一夜の花

一夜の花、三角サボテンの花が、静かに閉じようとしています。

甘い 匂いに誘われ蜜蜂が三匹。蜜を吸い、花粉をめてるのでしょう。白い大輪も日が照りはじめるころにはその美しい姿を見ることはできなくなるでしょう。

ラジオ体操からの帰りに見かけました。