2007年7月20日金曜日

フールのある沖縄そば屋

昨日、学校調査の帰りに比嘉瑞己議員と事務局の屋嘉君とともに、首里末吉町の末吉も森にある沖縄そば屋「しむじょう」で、沖縄そばを食べてきました。
新垣さんの古住宅を改修し、たしか去年開店したそうで、店の主人の両親は以前から知っていますが、そばを食すのは今回が初めてでした。

ソーキそばの大が750円でした。麺は沖縄でいま流行の亀浜製麺所の麺で、つゆは濃厚な鰹だしで、おいしくいただきました。
沖縄そば屋として、かなり有名なようで、観光客をはじめ、店内はいっぱいです。庭にもテーブルがあり、そこも客がかなりいます。

しかし、ここの「しむじょう」は、そばもおいしいですが、この建造物が、国の登録有形文化財に指定されていることを訪れる人は知っているでしょうか。

登録有形文化財に指定されているのは、「新垣家住宅主屋」「ヒンプン」「石垣」「フール」「東池」「南池」となっています。
「しむじょう」は、琉球王府時代の屋敷、家屋の制限令が廃止される(明治36年、1903年)前後の時代の「富農」の屋敷のありようをよく伝えているといいます。
そばを食べたあとに、王府時代の「富農」の屋敷のたたずまいを見学するのもおすすめです。

また、沖縄でも版画界では有名な安仁屋政汎(アニヤマサヒロ)氏の版画が店の中に展示されているのも注目してほしいですね。

さて、下の写真は、3連の大規模なフール(豚小屋と便所を兼ねたもの)です。
人糞は豚のいい餌になったといいます。
そばを食べたあと、フールで用をたすのもいいかもしれません。勇気のある方は、お店にご相談してみてはいかがでしょうか。

ちなみに「しむじょう」という名は、新垣家の屋号だそうです。

「しむじょう」は、沖縄県那覇市首里末吉町2-124-1
電話は、098-884-1933


3連のフール(豚小屋と便所を兼ねた施設)

0 件のコメント:

コメントを投稿