2007年9月10日月曜日

沖縄戦の真実を判決に!。岩波裁判沖縄出張法廷支援集会に参加

大阪地方裁判所で係属中の旧日本軍の守備隊長及びその遺族が、大江健三郎氏及び岩波書店を名誉毀損等で訴えた沖縄戦「集団自決」・強制集団死に関する裁判の沖縄出張法廷が今日開かれました。

今日の出張法廷では、「集団自決」の体験者として金城重明氏が証言。

法廷の開始前に、裁判所前で支援集会がひらかれました。雨のなか多くの支援者が駆けつけ、金城重明氏を激励、裁判所まで一緒に歩いて見送りました。

その後、4時半から報告集会。

��時間にわたって証言した金城重明氏は、疲れた体にもかかわらず、参加者に報告していました。

��2年前、自らの手で家族、身内に手をかけて死に追いやった苦しみ、苦悩を証言。

渡嘉敷では、329人の住民が死んだ。しかし、命令を出した、軍隊は全員生き残った。
この悲劇は軍隊がいる所で起こった。軍隊のいない島では起こっていない。
日本軍の存在なしには起こりえない、と話し、

この「62年間苦しんできた」と苦しい胸の内を吐露していました。

そして、「過去を消すことは、現在をなくすこと。未来を見えなくすること」と、教科書検定を厳しく糾弾していました。

私たちには、つらく、悲しい生き証人の方々の証言に、真正面から向き合い、この歴史の真実を、後世に正しく伝えていく責任があるのではないでしょうか。

重たい口を開き始めた、体験者の方々の、「再び戦争をくりかえしてはいけない」、この思いに応えて、教科書検定撤回、憲法9条改悪を許さない、大きなたたかいに全力をあげなければならないと改めて決意しました。

 
 
事前の支援集会 
 

  金城重明氏(左)、右後ろが渡久地修   


 報告集会で報告する証言者の金城重明氏


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