2007年8月24日金曜日

那覇空港での中華航空機爆発炎上事故現場を総務委員会で視察

今日、那覇空港での中華航空機爆発炎上事故の現場調査を総務常任委員会として行いました。

空港の駐機場の事故機の近くまで行き、最初に現場に到着した那覇市消防隊の隊長や、現地対策本部の責任者だった那覇消防の中央消防署長などから説明を受けました。
爆発炎上時の生々しい説明に、いかに大災害だったのかと改めて知らされました。

無惨な機体の姿に驚くばかりです。このような大事故で乗客・乗員が全員無事だったことが不思議と思われるほどの状態でした。まさに、危機一髪、不幸中の幸いとしか言いようがありません。

このような液体燃料などの爆発炎上のときには、科学消防車で消火剤を噴射して消火するとのことですが、そのためには、水100%に対して消火薬材6%を混ぜて噴出するために、化学消防車に消防のポンプ車から水の大量補給が必要になるとのことでした。それを含め、空港と那覇市消防本部との防災支援協定などが結ばれているとのことでした。

また、那覇市の消防がもてる消防車や救急車をすべて出動させたことや、非番の消防職員を非常招集し、予備車などで、その他の火災や、救急出動に備える体制をとったことなどの説明もありました。

マスコミから総務委員長としてのコメントを求められ、おおよそ次のようにこたえました。

「これだけの大事故で、幸いにも全員が無事だったことに私たちも市民もホットしていると思います。
しかし、航空機事故は、事故が発生すれば、大規模な死亡事故につながる危険性が非常に高いため、安全対策はいかなる場合も最優先されなければなりません。

今回の、事故についての原因究明は、国土交通省などの事故調査委員会で進められていますが、徹底した原因究明と再発防止策を市議会としても求めていきたいと思います。

また、今回の事故発生時において、那覇市消防本部は、通行人からの119番通報で出動しています。空港と那覇市とは防災協定などを結んでいるにもかかわらず、なぜ、そういう事態になったのか、災害防止体制や市との連携がどうなっていたか、市議会としてもしっかり検証し、今後の改善点、強化点などを含め、提言なども行っていきたい」

NHKニュースで放送していました。


爆発炎上した機体


機体胴体などが熱で溶けています


機体後方とエンジン部分


 同型の中華航空機


渡久地修総務委員長(中央)ら


消防現地責任者から説明を受ける

 

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