2007年8月31日金曜日

那覇市役所のアマミヅタ


上の写真はなんと思いでしょうか。
那覇市役所の東側の壁一面を被ったツタを画面いっぱいに収めた写真です。
切り取って部屋に飾りたいような見事な緑の作品です。

県議会に打ち合わせに行ったときに、窓から見えるツタがあまりにもきれいなので撮りました。
役所全体の写真は下の通りです。



このツタは、「アマミヅタ」というブドウ科の植物だそうです。

このアマミヅタについて、いろいろ調べてみたら、17年前の「広報なは・市民の友」に記事が掲載されていました。

 「コミュニティー道路に面した市役所の壁に、アマミヅタが青々と生育している。すこしでも多くの人に都市緑化について考えてもらいたいと、ある職員が植えたものだという。一本の根本から生育したとは思えない自然の造形美に、すぐれた壁面でも眺めているような思いさえする」と書いてあります。

現在の那覇市役所庁舎が築42年を経過していますから、いずれにしてもかなりの年月を経ているのでしょう。30年以上になるかもしれません。

いまでは、那覇市役所のシンボルになり、市民から親しまれています。

新庁舎の建設の計画もありますが、「このアマミヅタを残してほしい、あるいは、新庁舎もこのツタをはわして欲しい」との声も聞こえてきます。

 現在、那覇市の緑化率は市面積の約20%で、残り約80%がコンクリートやアスファルトなどに被われています。

 雨は、そのまま海にながす仕組みになり、地下に浸透しないために各地でヒージャー(井戸)が涸れるなどしています。大雨には、一気に雨水が集中する都市型水害が多発してきています。

 緑を増やし、地下水を涵養することは、地球温暖化防止、快適な街づくりと同時に、災害に強い街づくりにもなるのです。


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