2008年9月15日月曜日

母の一年忌

母、敏子が逝って一年がたった。

予想されたこととはいえ、私たちにとっては突然の出来事のように思えてならなかった。

親孝行をしてやれなかったことが悔やまれてしかなかった。

寡黙で、一生懸命に働くことだけに精をだしていた。

施設に訪ねたときの、私の「誰かわかる?」の問いかけに、いつもは「おさむ」とだけ答えていたが、最後の言葉はなぜか、「とぐちおさむ」だった。

「とぐちおさむ、がんばれ」と母いいたかったのだろうか。

今日は、お世話になっている首里観音堂のご住職さんに読経をあげてもらい親族で一年忌の法要を行った。

つい先日のような気がしていたのに、もう一年もたってしまっているのに改めて驚かされた。

一昨日は、携帯電話のカメラの画像を整理していたら、母が施設で書いたという「そば」という色紙の書の写真が出てきた。

年をとっても達者な字だなと感心したものである。

母が亡くなったのは、敬老の日の9月15日である。

今日も、朝立ち宣伝で、「後期高齢者医療制度などのお年寄りいじめの政治をやめさせ、お年寄りが大切にされる社会を早く実現するためにも、日本共産党は全力でがんばります」と訴えてきたが、戦前、戦中、戦後と苦労してきた母をはじめとする今のお年寄りのみなさんの思いを大事にしてがんばっていきたいと思っています。





一年前の母の告別式でのあいさつ

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