2008年8月15日金曜日

終戦記念日、街頭から訴える

「悲惨な戦争を再び繰り返してはならないーー。その決意を固める日にしましょう」

��3回目の終戦記念日・8月15日の今日、朝立ち宣伝で鳥堀十字路で訴えた。

沖縄では国内唯一の地上戦が戦われ20数万の命が失われ、県民4人に1人が犠牲となった。全国では300万余の国民が命を失い、アジアでは2000万人以上の人命が失われたという。

おりしも今年は沖縄は旧盆とかさなっていて、今日は、ご先祖様が年に一度、現世に帰って来ていて、今晩、ウークイといって、来世に帰っていくことになっている。

私の父方の祖父母も、戦争で命をうしなっている。南部を逃げまどっているときに命をうしなったという。どこで死んだのか、たぶん具志頭あたりだということしかわからないという。

そういう県民がいっぱいいる。

戦争は絶対に繰り返したはならない。沖縄県民の切なる願いである。

去年、文科省が教科書検定で意見をつけて、戦争中に起きた集団自決(集団強制死)について、軍の命令がなかったといって、その記述を教科書から削除するという事件が起きた。

歴史の事実をねじまげて、あの戦争を正しい戦争として描き、子供たちに教えていこうという狙いがある。そして、その狙いは、憲法9条を変えて再び戦争のできる国づくりと一体のものであることを沖縄県民は肌で敏感に感じ取ったのである。

検定意見の撤回を求める県民大会には、復帰後最大の11万人が集まり、再び戦争を繰り返したはならないという県民の決意を示した。

今日のテレビでは、小泉前総理らが靖国神社に参拝したことを報じていた。

「渡久地議員!、盆の日もがんばっていますね。ところで胸の9のバッチは何ですか?」と出勤途中の市の職員が声をかけてきた。

「この9ですか。これは憲法9条です」と応えたが、小さな9のバッチも毎日つけることによって平和の思いを広げる確かな力になっている気がした。

再び戦争を繰り返してはならない。そのためにも憲法9条を守れ・・・粘り強い運動が求められている。

眩しくて暑く日差しに向いながらマイクで訴えた。

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