2010年5月7日金曜日

私たちに訴えかけるこどもたちの目/いわさきちひろ展

いわさきちひろの原画に出会った。

純真、あくまでも純真な心と目。

あのような心と目を持ちたいものだ。

その中で、

「母さんといっしょに
もえていった
ちいさなぼうや」

は悲しさと戦争を憎む目があった。


ベトナム戦争を告発する絵があった。

幾人もの子どもたちの目が、私たち大人たちに訴えていた。

その目は、その場から去ることをためらわせた。

しばし立ち尽く、その目をじっと見つめ、そして、ペンをとりだし、絵に書かれた文字を書き写した。

「ベトナムのこども
わたしたち日本のこども
世界中のこども みんなに
平和と しあわせを」

・・・。

ベトナム戦争では、沖縄から米海兵隊が出撃していった。

B52が嘉手納基地から出撃し、ベトナムを爆撃し、多くの人々やこどもたちを「もやした」。

そしていま、この沖縄からイラク、アフガニスタンに海兵隊が出撃している。

このこどもたちの目は、今も私たちに問いかけ訴えかけている。


≪いわさきちひろ展≫
沖縄県立美術館で5月9日まで。






県議会での一般質問から見える沖縄の米軍基地。 ぜひご覧ください。 下記をクリック
①沖縄の小中学校で米軍機墜落を想定した避難訓練を強いられている異常な実態。(2月25日の一般質問から、4:16)
②普天間基地の危険な実態。(2月25日の一般質問、22:08)
③海兵隊は抑止力ではない侵略の軍隊。普天間基地は即時閉鎖、撤去せよ。(12月8日の一般質問、19:20)
④思いやり予算の廃止と普天間基地の撤去を。(9月議会での質問。15:06)

2 件のコメント:

  1. いのち脅かす基地撤去で揺れる沖縄で、
    今ちひろ展が開催されているのですね。
    いのちと平和を何よりも大事にしたちひろの絵は、沖縄の心やさしいみなさんに語りかけますね。
    とぐち県議がメモされた絵本は「戦果のなかの子どもたち」。
    私は、この絵本を開くのにちょっと勇気がいります。
    「母さんといっしょに
    もえていった
    ちいさなぼうや」
    ここで、胸がつまって、苦しくなるのです。
    アフガンでもイラクでも、こんなふうに母と子を燃やした戦闘機を、沖縄から飛ばしてはいけないのです。

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  2. ありがとう。
    ちひろは、いまも戦争を告発し平和を求め続けていますね。
    私たちもちひろと一緒に歩んでいきましょう。

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