2010年5月26日水曜日

全国へたたかいを広げる我々の役割/沖縄民報コラム


「沖縄民報」の依頼で以下のコラムを書きましたので紹介します。


5月23日に鳩山首相が再来県し、名護市辺野古沿岸に新基地建設を提示し、騒然とした中での怨嗟と怒り伝えるテレビを私は三重県で震える思いで見ていた。

「沖縄と連帯して普天間基地の無条件撤去を求める集い」での報告のために伊勢市にいたのである。伊勢神宮のある歴史の街での集いには約130名の方々が参加し熱心に聞いてくれた。

「余生をかけて基地をなくすためにがんばりたい」と89歳の方が熱く語り、「歴史的に積み上げられた悲しみや苦しみの痛みをわかちあい前進していきたい」と感想が寄せられた。若い方も目立った。

アメリカの著名な国際政治学者、チャルマーズ・ジョンソン氏の、「もし日本国民が結束して米国側に強く主張すれば、米国政府はそれを飲まざるを得ないだろう」と述べていることを紹介したところで会場から拍手が起こった。沖縄とともにたたかうという共感と連帯の拍手だった。「毎日」「中日」「伊勢」という3つの一般新聞の記者も取材し記事になった。関心の高さを表しているのだろう。

一方、海兵隊や沖縄での獰猛な訓練の実態などについては十分には知られていないように思えた。

沖縄の怒りは全国に広がりつつある。全国民との連帯したたたかいこそが普天間基地の無条件撤去を勝ち取る道である。そのためにも米軍の危険で野蛮な実態を暴露し、抑止力論のでたらめさを全国に知らせていくことが急務になっている。

それこそ我々の大きな役割ではないだろうか。


県議会での一般質問から見える沖縄の米軍基地。 ぜひご覧ください。 下記をクリック
①沖縄の小中学校で米軍機墜落を想定した避難訓練を強いられている異常な実態。(2月25日の一般質問から、4:16)
②普天間基地の危険な実態。(2月25日の一般質問、22:08)
③海兵隊は抑止力ではない侵略の軍隊。普天間基地は即時閉鎖、撤去せよ。(12月8日の一般質問、19:20)
④思いやり予算の廃止と普天間基地の撤去を。(9月議会での質問。15:06)
⑤国民に秘密裏に結ばれた日米安保条約(09年2月議会での質問。7分)

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