2010年1月8日金曜日

沖縄ビジョンについての参考人聴取

今日、県議会では沖縄振興特別委員会が開催され、沖縄21世紀ビジョンの策定について、その審議会の総合部会長である富川盛武氏を招いての参考人の意見聴取が行われました。

沖縄21世紀ビジョンは県が今後20年間の沖縄の針路を指し示すものです。

議論が始まった去年までは、基地問題でも嘉手納基地以南の基地の返還を大きな目標に掲げるなど、これまでの政府のSACO合意の内容に縛られていましたが、私たちが、今後とも基地の存在前提にした沖縄の将来構想はおかしいと批判して、基地のない沖縄を目指すべきと指摘していました。

今度あきらかになったのは、このSACO合意路線から抜け出して、「究極的には基地のない沖縄」をめざす内容と変化しています。

今日の質疑でも、私は、究極的とは遠い彼方の問題になってることを指摘して、究極的は取るべきと批判しましたが、いずれにしても、基地のない沖縄を目指すということを掲げたことは評価していいのではないしょうか。

今日の部会長への私の質問でも、いつまでも今までの日米安保の枠組みでいいのかを大いに議論していくことがひつようであり、このビジョンがその議論を尽くしていく転機になればと語っていました。

沖縄の基地の問題、安保の問題などの議論は、これまではタブ-視されたり、あるいは、安保絶対化の視点から、意義を唱える人を異端視下面があったと思いますが、この問題もこれから正面から議論できるような土壌を育成していくことがいま必要です。

沖縄の将来は基地の問題を避けて通るわけにはいきません。

正面から、きちんと議論できるようにしたいものです。

今日は、大変意義ある委員会でした。

0 件のコメント:

コメントを投稿