2010年1月22日金曜日

名護の美しい自然と過疎化の悲しい風景

政府の国策による基地と引き換えの振興策でゆれる名護市。

今日は、大浦湾を望む二見以北を集落を回りました。

そこでは、豊かな自然と人情味あふれる人々と出会いました。

今までの「名護の市街地とここは対立してきたよ。この地域はほっぱりされたばっかりだったよ」と、春うっちんのひげをハサミで切っていた農民がぽつりとささやいた。

「この苦しい生活を何とかしてよ!」・・・。

ずしりとその言葉が胸に迫ります。

名護市の最北端の集落、山間の集落まで回りきろうと昼飯ぬきで走りぬきました。

豊かな山々、山原の自然が広がっていました。

そして、白い梅の並木道。

桃源郷とはこのことを言うのでしょうか。

白い犬が迎えてくれました。

そして、真っ赤なハゼの木が燃えるように枝を伸ばしていました。

こんな豊かな桃源郷・・・。

しかし、そこにも過疎化の現実が・・・。

廃校になった小学校が2校、さびしくたたずんでいました。

基地と引き換えの振興策がもたらしたものはいったい何だったのか。

名護の市民が翻弄されてきた13年間。

今、名護市民の住民が主人公の新たな出発の時がやってきました。

基地にたよらない、この豊かな自然を活かした、農業、水産業、観光産業を土台とした、くらし、福祉を大事にする市政、県政へ。

けがれのないすみきった空気を胸いっぱいに吸いこんで、想いを新たにしました。




















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