2010年2月5日金曜日

沖縄県病害虫防除技術センターを視察、調査

農業の振興を柱に据えてこそ沖縄県経済の発展があると一貫して主張してきましたが、今日は、琉球イモ(あえて琉球イモとの呼称を使用)の栽培の障害になっている、アリモドキゾウムシ、イモゾウムシの駆除技術開発に取り組んでいる、沖縄県病害虫防除技術センターを視察、調査してきました。

これまでの、ウリミバエの根絶で大きな実績のあるセンターですが、現在は、琉球イモに甚大な被害を及ぼし、そのために本土にも出荷、移動が禁止されています。

ウリミバエの不妊化虫での根絶の方法をもちいて、研究を重ねて、アリモドキゾウムシは久米島での実験でほぼ同地域での根絶の目途が見えてきたとのことです。

しかし、イモゾウムシの駆除も津堅島で成功しているようですが、あともう少しの研究が必要とのことでした。

この害虫が根絶されると、琉球イモの栽培による沖縄農業の発展に一筋の光が見えてきます。

この研究と根絶事業をさらに力を入れていくことが求められています。

県議会経済労働委員会の委員としてもこの問題に力を入れていきたいと思います。



研究室で所長から説明を受ける



不妊虫生産のコバルト60の放射線照射室で説明を受ける。(安全です)

2 件のコメント:

  1. おさむ応援団2010年2月6日 9:58

    渡久地さん
     多方面にわたってのご活躍に 何時も感心し・敬意を表します。
     今回訪問された 病害虫防除技術センターは 沖縄県から2種類の国際的有害ミバエ(無害ミバエの方が種類は多い)であるウリミバエとミカンコミバエを根絶しヤマト・日本本土への分布拡大を阻止した国家的事業を中心的に進めてきた研究所です。世界的にも注目され そこで得られた研究成果は10年以上経った今も世界的な同様の防除事業で大いに参考にされ・注目を浴びています。
     いま実施している甘藷のイリムサーの原因である害虫ゾウムシ2種類の根絶防除事業も世界的にも注目を浴びています。この害虫が世界的に分布拡大しているからです。しかし、ミバエ類の研究が沖縄で始まる前に 基本的な技術開発が米国・ハワイである程度確立されていたのに対しゾウムシ類の研究は沖縄が世界で初めてであるため多くの課題を抱え 研究者も少ない困難な中で進められているところであり 政治的にもこれを支え発展させていく環境が必要です。
     そのような視点で応援の意味を込めて 今回のように県議団により年に一度は事業進捗状況の調査をされることをお勧めします。

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  2.  ありがとうございます。
     この基礎研究は、沖縄が世界に誇る研究と技術です。
     沖縄農業の未来がかかっています。
     全力で支援する体制を国、県に求めていきたいと思っています。

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