2010年2月2日火曜日

岡田外相の「普天間固定化」発言に抗議

またかとうんざりしてしまう発言が岡田外相から飛び出した。

「普天間のほかになければ今のままということもあり得る」と述べ、首相の「(普天間移設は)危険性除去からストアーとした。そこに戻ることはない」との発言を否定したと報道された。

辺野古新基地建設反対と名護市民が市長選挙できっぱりと審判を下した直後なのに、普天間がいまのまま固定化されたくなかったら、辺野古新基地建設を受けるべきだと脅迫しているように私たち県民には聞こえてくる。

なんだ、今までそういって県民に圧力をかけてきた自民党政権と何も変わらないではないか。

海兵隊の抑止力が必要という言い分も、県民の願いより、アメリカの論理を優先することといい、まさに歴代の自民党の防衛大臣らと全く同じである。

海兵隊は、アメリカの法律でも敵国に真っ先に攻撃を仕掛ける殴りこみ部隊として位置づけられている。これまでもベトナム戦争、湾岸戦争に出撃し、今も、イラク、アフガニスタンにこの沖縄から出撃している。イラク、アフガニスタンは極東ではなく中東である。

このことからしても、日米安保で規定している日本を守るため、抑止力のためというのは県民をごまかすものでしかない。

アメリカの議会でも、これまで「沖縄の海兵隊は日本を守るために配置しているのではない」と繰り返し国防長官や米軍高官らが証言している。

海兵隊などは、日本を守るために、抑止力のために配備されていない。世界戦略の出撃拠点としていることを肝に銘ずるべきである。

鳩山首相は野党時代には「駐留なき安保」を求めていた。

政権に就いたとたんに、もとの自民党、自公政権と同じ主張をするとは、政権交代とは何だったのかが問われかねない。

辺野古新基地建設と県内移設断念、普天間基地は即刻・運用停止、閉鎖・撤去をめざすべきである。

県民の心を踏みにじることはもうやめにしてもらいたい。

◆普天間基地の撤去、海兵隊撤退を求めた議会質問をまだの方はぜひご覧ください。
●2009年12月議会(12/8)での質問はこちらをクリックしてください
●2009年9月議会(10/2)での質問はこちらをクリック

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