2007年10月17日水曜日

バスガイドさんの発言に感動

私たち要請団の移動バスは1号車でした。

2日目、バスガイドさんは、玉城(たましろ)と自己紹介していました。

私が、すかさずあなた「ウチナーンチュ」(沖縄の人)ねと尋ねると、「はい、糸満の出身です」とのことでした。

よかったねと参加者はみんなその奇遇に喜びながらも、一体感をもって日程をこなしていきました。

帰路のつき、羽田空港が近づいたところで、このガイドさんが、突然最後の挨拶を行ないました。

「私は、今、東京でこのようにバスガイドをしていますが、将来は学校の社会課の先生になるために勉強しています。今日、みなさん方の、行動に一緒に参加できてほんとによかったと思っています。私が先生になったときに、この教科書がこのようになったのは、あのとき、みんながこのように頑張ったからなんだよ。戦争は絶対に起こしてはいけないんだよと教えていきたいと思っています。みなさん、ご苦労さんでした。がんばってくだい」

この挨拶は、私は、また思わず涙ぐんでしまい、「今度の行動で一番感動した」と声に出しましたが、みんなも「そうだ」と拍手を送っていました。

私たちの行動が、一人のバスガイドさんの心に響いたのです。

私は、水のひとしずく、ひとしずくがやがて大河となっていく。
このように一人ひとりの心の響きあいが、歴史を動かすのだと、玉城さんから、また一つ大きなことを学びました。
これだけでも大きな収穫だったと感動を覚えました。

玉城さん、ぜひがんばってたのもしい先生になってください。
ありがとう、同乗者一同、心から応援しています。

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