2008年1月30日水曜日

「子どもたちが主人公」-愛知県、犬山市の教育

昨日、愛知県犬山市の教育実践を視察してきました。

子どもたちが主人公、子どもたち一人ひとりが主人公の教育実践は確かな成果をあげていると実感しました。

楽田小学校の校長先生からお話を聞き、実際に3年生と4年生の「少人数学級」の「少人数授業」と見学させてもらいました。

「少人数学級」というのは現在の40人学級という制度のもとで、、市の負担で教員を増やして学級の子どもたちの数を少人数にすることです。市の負担かどうかはべつにして、この少人数学級は多くのところで、実践が始まりつつあります。

「少人数授業」というのは、その学級を、算数と理科の授業は、さらに、12人~15人2つのグループに分けて、先生もそれぞれ一人づつついて勉強するというもでした。

さらに、驚いたのが、その授業をさらに、4人程度のグループにして、自分たちで考え、わからないところは、わかった子どもが教えていました。

詰め込みや暗記ではなくて、なぜそうなるのかを、子どもたちがそれぞれ学び合い、教え合いしていました。

授業は先生がたが、お互いに話しあって、常に向上させているとのことでした。

少人数授業も文科省のいう習熟度別授業という、競争教育、できる子、できない子をわける差別教育とはまったく無縁な教育実践でした。

その後、教育委員会からも詳しく説明を受けましたが、その報告は次に。



��年4組の算数の少人数授業。15人と12人のグループが別々の教室で授業。もちろん先生はそれぞれにつきます。
そのうちの一人の先生を市が負担して配置。
さらに4人のグループ別に学び合っていました。
写真は、分数の計算で、わかった子がまだわかっていない子に教えているところ。



��年3組の算数の少人数授業。
��2人と15人のグループが別々の教室で授業。もちろん先生はそれぞれにつきます。
そのうちの一人の先生を市が負担して配置。
さらに、4人のグループで学び合っていました。
写真は、白いボードに書きながらお互いに教え合っている。



教え方は先生方が何度も話し合って決めているそうです。
先生方も一人ではなく、教え合いだとのこと。



学び合いの流れが黒板に貼られていました。

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