2009年10月29日木曜日

臨時教員の正規採用を/教育委員会の決算審査

昨日は、県教育委員会の決算審査でした。

私は、老朽校舎改築、学校へのクーラー設置、定数内臨時職員の正規採用について教育委員会に質問しました。

老朽校舎の問題では、沖縄振興計画が切れるH23年度以降の改築になる学校が、

高等学校で、134.284㎡で全体の17.2%。

特別支援学校が振興計画内で完了予定でなし。

小中学校が、656,818㎡で全体の21.9%になることが分かりました。

そして、振興計画の延長がなく、全国的な補助率になった場合は、高校で3分の2の補助率から0になり、14,708,210千円に。

小中学校で、10分の7.5の補助率から3分の1になり、35,780,516千円の負担増が明らかになりました。

小中高の合計では約505億円の大幅負担増になり、沖縄の自治体に耐えがたい負担となるとし、沖縄振興計画の延長について危機感をもって取り組むように求めました。

また、学校クーラーの設置について、高校は89.6%、小中学校は48.9%であると答弁。

小中学校の整備が進まない理由をただしたところ、維持費の負担が市町村自治体の負担であることが整備の進まない理由であると答弁しました。

私は、学校保健法や学校環境衛生基準で、夏場の教室の室温は25℃から28℃が望ましいとしていることを指摘し、文科省に沖縄の学校の実態調査を申し入れ、国として維持費を負担するように求めるべきと提起しました。

また、学校の教職員のいわゆる補充教員問題で質問。

公立義務教育諸学校の学級編成及び教職員の定数の標準に関する法律に基づいて算定した教職員数は、

小中学校では 9,135名。その内正規任用職員は 7,769名。

高等学校では 4,127名 その内正規任用職員は 3,701名であると答弁しました。


私は、地方交付税では、この教員数が定数としてカウントされ国から財源として来ているのに、小中学校で1,366名、高校で426名がいわゆる臨時や加配職員とされ給与に差が出ているのではないかと指摘し正規採用を求めました。



金武教育長は、今後いろんな検討委員会を設置して、ぜひ補充が減少するかたちをとって行きたいと答弁しました。

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