2009年10月26日月曜日

農林水産部、観光商工部の決算審査

今日は、農林水産部、観光商工部の決算審査でした。


私の質問で明らかになったおもな点について報告します。


復帰時と今日の農業の比較について


〇農家の数は36,332戸減少し、24,014戸。


〇農業人口は71,854人減少し、28,224人。


〇耕地面積は5,400ha減少。その内、田が1,401減って879haになり、畑が4,000ha減って38,200haになっています。


そして、現在の失業率が7.5%で完全失業者が5万人との答弁でした。


沖縄経済の発展のためにも農業の振興がいかに大事かを示した数字ではないでしょうか。


また、農協合併後の農家の借金の状況と、貸しはがしではないかと指摘されていることについてただしました。


これにたいして、


農協の農業資金などの延滞を理由にして、競売にかけられた農家の件数うが


H18年度 154件(8.8%)


H19年度 188件(10.4%)


H20年度 204件(13.2%)になっている実態が明るみになりました。


きちんと実態を調査して、貸しはがしが起こらないように求めました。


この件については、農家から相談があれば県の担当課がきちんと相談にのることを約束しました。


林道事業については、費用対効果の計算が誤りであったことを認め、きちんと再計算ができるまでは着手しないことを再度確認。


それに伴う造林事業も着手しないと明言。また、造林事業の費用対効果についても再計算すると答弁しました。


このような、誤った計算に基づいて行った事業は、地方財政法3条に反しており、その誤った計算に基づいて策定した、北部森林計画についても見直しを求めました。部長は再計算の結果や事業評価委員会等の結果をもとに国と調整したいと述べ、見直しの検討を示唆しました。


また、国による補助金の在り方が、これらの事業をゆがめており、国の現在のひも付き補助金の在り方を改めて、自然保護などに使えるような補助金の在り方に変えるように国に要請するように求めました。


部長も国に要請すること検討すると答弁しました。


8時前に終了しました。結構長丁場ですが、明日はまた土木部です。泡瀬干潟の問題などで長引きそうです。


 


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