2009年10月27日火曜日

泡瀬干潟裁判の公金支出差し止め額143億円/決算審査で明らかに

今日は、土木建築部の決算審査でした。


私も、泡瀬干潟埋め立て訴訟の判決について質問しました。


この中で、これまで埋め立てに支出した総費用額は、国が225億円、県が35億円、市が3億円との答弁でした。


また、判決で差し止められた額として、県分で143億円と答弁。


経済的合理性に欠ける、人件費と調査費を除く公金の支出を差し止めるとの判決について、県は真摯に受け止めるべきですが、今日の答弁を聞いても開き直りの答弁でした。


この裁判はどちらが勝って、どちらが負けたのかとの素朴な質問にも県は、勝ち負けの判断はしないと、あたかも自分達の主張が認められたので事業計画を見直すという答弁に終始していました。


司法から経済的合理性に欠けると厳しく指摘された事業を漫然と進めてきた県としての反省と県民へ詫びるべきとの指摘に対しても、県民にお詫びをするなどという誠意ある態度ではありませんでした。


その他、復帰後から今日までの沖縄の埋め立て面積を聞きました。


答弁では、復帰時の県土面積が約2,244平方キロメートルで現在の面積が約2,276平方キロメートルなので、約32平方キロメートル増えている。そのほとんどが埋め立てによるものとの答弁でした。


復帰時の県土面積の1.4%の増加で、全国が0.15%の増加なので、全国比では約9倍とのことでした。


沖縄のきれいな海がこのようにどんどん埋め立てられていいのでしょうか。


その見直しを求めました。


また、公共工事の分離分割発注の実態やそのさらなる推進について質問。


また、県都・那覇市のコンクリート、アスファルト、建物などに覆われていている率について質問。


これに対しは、市の緑化率が20.8%で、約8割近くが、雨水の浸透しないいわゆるコンクリート、アスファルトなどで覆われていることになります。


明日は、教育委員会の総括質疑です。


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