2011年8月19日金曜日

沖縄戦の事実を歪曲し、侵略戦争を美化する教科書の採択は許されない

戦争の亡霊がまた蘇ってきたのか、ここにきて侵略戦争を美化する動きが八重山で起こっている。

八重山地区の中学校教科書の選定で、侵略戦争を美化し、沖縄戦の史実をゆがめる教科書を採択しようというたくらみが予断を許さない状況になっているようだ。

これまでの八重山地区の選定の在り方をまったく無視をして覆してまでこれらの教科書の採択へと突き進もうとしているとのことである。

ことは八重山だけの問題ではなく沖縄県民全体の問題である。

沖縄戦で20数万人、県民4人に1人が命を奪われ、日本軍の命令で集団自決(強制集団死)に追いやられた県民も多数いたことは歴史の事実である。

それをなかったかのように扱うことは到底許されない。

このような教科書を沖縄県の一部の地域であろうと採択することにたいして、沖縄県民として黙過できないことではないだろうか。

全県でこの動きに対して怒りと批判の声が上がっているのは当然である。

沖縄でまさか侵略戦争を美化した教科書が採択されることはないだろうと、たかをくくっていたら大変なことになる。

ゆがんだ教科書の採択は許されないとの声を急いで広げることが重要である。

そして、戦後生まれの世代が人口の80%を超えた今、改めて戦争の悲惨な実態を後世に引き継いでいく努力をますます強めて行かなければならない。

沖縄戦での「集団自決」、軍の関与認めた判決が確定・・・今年4月23日のブログと2007年のブログを参考のためご覧ください。




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