阪神淡路大震災から18年目の1月17日を迎えた。
あの日、共産党の事務所でテレビを見ていた信じられない光景に、目を疑い絶句していた。
ヘリコプターから実況中継しいていたナウンサーが、これが首都東京で起きたらどうなるんでしょうかと平気で言っていたが、「今、目の前で多くの神戸の市民が下敷きになっているのに、何を言うか、ふざけるな~」と大声で叫んだのを今でも鮮明に覚えている。
3年前に、神戸の6個所ほどで、沖縄の基地問題について講演する機会があった。それから神戸には友人もできて、いまでも交流が続いている。
安部内閣は軍事力を強化する方向に舵を大きく切ろうとしているが、いま、日本が備えなければならのは、外国からの攻撃なのだろうか。
いや、今、日本が本当に備えなければならないのは、必ず襲ってくるであろう、大規模地震、台風などの災害に対する備えではないだろうか。
いたずらに、中国などの脅威をあおり、軍事的な緊張を作り出し、軍事的な強化を目指して行くことを一番喜んでいるのは、軍需産業を中心とした産軍複合体ではないだろうか。無数の莫大な武器を販売する軍需産業にとっては、軍事的な緊張が必要なのだと、多くの識者が指摘している。
日本は、軍事大国をめざすのではなく、地震、台風などに備えた防災先進国をめざすべきである。
そのことが、阪神淡路大震災、東日本大震災で亡くなった方々への本当の意味での供養になるのではないだろうか。
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