2009年5月27日水曜日

新基地建設ありきの環境アセス

昨日、県議会で沖縄防衛局からの辺野古への新基地建設に係る環境アセスの説明会がありました。

与党から8人、野党から5人が質問。日本共産党からは嘉陽、前田の両県議が代表して質問しました。

この説明かでは、辺野古や大浦湾が自然豊かな環境が残された場所であることが防衛局の説明でのはっきりしています。

しかし、その結論では、新基地を建設しても環境への影響は総じて少ないと結論づけています。

なぜ少ないといえるのかの検証、考察がまったく抜けていて県民への説明責任が果たされていません。

専門家の意見を聞いて作成したと言い張っていますが、この専門家の氏名は一切公表しません。

都合のいい専門家(?)を集めて、防衛省の都合のいい報告書をつくる。これでは県民は納得しません。

ジュゴンも辺野古にはいないといっていますが、調査のための機械を設置したり、海上を走り回り、ジュゴンを追い払っておいて、いないとは盗人猛々しいというものではないでしょうか。

防衛局長は、新基地建設に反対の世論が68%、防衛局の行った環境アセスの結果を信じられないという県民世論が80%に上っていることについて、「承知しているが、県民の関心が高いことを示している。防衛局の説明が不十分でこれから説明していきたい」という主旨の発言をしました。

とんでもない。

県民の関心ではなく「怒り」だということを知るべきです。

説明不足ではなく、県民は十分知っていって、かつ、これまでの日米両政府にだまされ続けてきた体験から、信じられないといっているのです。

沖縄県民は、断じて新基地建設を許さないでしょう。




質問する日本共産党の嘉陽県議

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