一年の一度の大掃除は年末とたいがい決まっているようだが、私の場合は毎年、正月の3が日を過ぎたころとなっている。
年末や3が日は、街頭宣伝やら挨拶回りやらと逆に忙しくなるので掃除どころではないというのがその理由である。
今年も、今日の午前中は2カ所の集まりに顔を出して、午後からやっと意を決して部屋の大掃除にとりかかった。
掃除機を引っ張り出して、よし、早くすませてしまおう、夕方は姪の成人祝いと晩は他の集まり行かなくてはならないのだ。
ところが、本棚の片付けから手をつけ始めたのがいけなかった。
文庫本のカバーを外して、連載の巻ものを並べだしたら、何巻目が見あたらなかったり、巻の順序に並べ出すと、本棚の段に、他の本を移動させないと収まらなくなったり、一向にはかどらない。
挙げ句の果てには、まだ読んでない本が出てきては、ページをめくり出したり、そして、未読の本を一カ所に集め出したりと、ついには収拾がつかなくなってしまった。
やっぱり、本棚には手をつけなければよかったと後悔しても後の祭りとはこのことである。
妻も顔を出して、本棚は後回しにしないと、姪の成人祝いに間に合わないよと忠告にきたりするが、どうしようもない。
それでも、悪戦苦闘の末、まあ一応、本棚の掃除は何とか終了。
ところで、本を改めて並べ直すと、自分の好きな作家、ジャンルがなどそこに自然と表れているようで改めて驚かされてしまう。
自分でも深くは考えていなかったが、たとえば、池波正太郎は剣客商売シリーズ、鬼平犯科帳シリーズ、エッセイと並び、吉村昭の歴史小説からエッセイ、井上靖、松本清張、藤沢周平、司馬遼太郎、山崎豊子などと続いている。
あ、僕は時代劇小説が好きなのかなあと思ったりしてしまう。
でもまだまだ読まなくてはならない本が山ほどあり、もっとがんばらなければとの思いに駆られてしまう。とくに去年は選挙にかこつけて読了冊数が激減しているから反省しているところである。
とまれ掃除はやっと終わった。
さて、読みかけや読み残しの本がこんなに出てきて、何から読み始めようか。
いま、新たな悩みにしばし呆然としているところです。
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