2009年1月16日金曜日

泡瀬干潟の埋め立て工事強行に抗議

昨日、沖縄総合事務局は、中城湾港新港地区の航路浚渫工事を行い、その浚渫土砂を泡瀬干潟の埋め立て事業へ投入を開始しました。
これに対して、日本共産党沖縄県議団県議団は抗議声明を発表しました。
以下その全文です。


泡瀬干潟埋め立て事業の土砂浚渫工事開始についての抗議声明

2009年1月16日
日本共産党沖縄県議団
    団長 嘉陽 宗儀
        玉城ノブ子
        前田 政明
        渡久地 修
        西銘 純恵


��、沖縄総合事務局は、昨日1月15日から中城湾港新港地区での土砂の浚渫工事を行い、泡瀬干潟埋立てるために浚渫土砂投入する工事を、多くの県民の反対するなかで強行した。
 日本共産党沖縄県議団は、この暴挙に厳重に抗議するとともに、直ちに工事の中止を求めるものである。

��、泡瀬干潟は南西諸島の貴重な自然の宝庫である。これを埋め立てることは、沖縄の自然を破壊する愚かな行為であるとともに、沖縄の観光と沖縄の経済にも重大な打撃を与えるものである。

��、そもそもこの浚渫工事は、特別自由貿易地域への大型貨物船などの航路建設のための浚渫である。この特別自由貿易地域そのものも貨物が大幅に増えるという見通しのないものである。企業立地も進まず売却済みの土地も2.1%にとどまっているなど特別自由貿易地域としてもすでに破綻をし、その計画そのものの見直しが求められている無駄な公共工事である。
そのような必要のない港をあえてつくり、さらに、その浚渫土砂で貴重な自然の泡瀬干潟を埋立てるということは、二重三重の誤りをおかすものである。

��、この泡瀬埋立て事業は去年の那覇地裁の判決でも「経済的合理性が認められない」として、沖縄県と沖縄市に対して新たな公金支出の差し止めを命じられたものである。
 今回の工事の強行は、この判決をことごとく踏みにじる暴挙であり、沖縄の将来に重大な禍根を残すものである。
 
日本共産党沖縄県議団は、かかる暴挙を糾弾し土砂の浚渫工事の中止、泡瀬干潟埋立て工事の中止のために引き続き、県民と団結してたたかうものである。

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