2010年4月2日金曜日

「基地のない沖縄」明記/県の21世紀ビジョン

3月31日まで視察に出かけていたために県内紙に目を通すことができなかった。

帰ってきて、3日分をまとめてめくってみると、「沖縄タイムス」「琉球新報」とも30日付で、沖縄21世紀ビジョンに「基地のない沖縄」明記とか追記と見出しが躍っていた。

これは画期的なことと私は評価している。

沖縄県が今後の20年間の政策の目標の中で、「基地のない沖縄」を目指すことを明記したのである。

この間、沖縄振興・那覇空港整備促進特別委員会で、このビジョンについて1年半余議論して来た。

当初は、基地のない沖縄を目指すということは全くなかったが、私は毎回、保守・革新の立場の違いをこえて、基地のない沖縄を目指すべきであると主張し続けてきた。

その間、衆議院議員選挙があり、名護の市長選挙があった。

そして、現在の普天間基地の問題を初め、沖縄の基地は本当にいつまでもこのままでいいのだろうかと、県民の間でも基地や安保について根本から直さないといけないとの思いも広がってきた。

県議会での普天間基地の早期閉鎖・返還、県内移設反対の意見書が全会一致であがった。

こういう経過のもと、昨年の末の県の素案には「基地のない沖縄をめざす」というのが盛り込まれたが、最終案からはなぜか削除されていた。

このことを議案説明のとき発見して問いただし、本会議や特別委員会でも繰り返しこの問題を取り上げてきた。

そして、県議会の決議として、「基地のない沖縄をめざす」ことを明記することと、全会一致の決議があがった。これも画期的だった。

県議会での道理を尽くした論戦と、基地はなくしてほしいという県民の世論の高まりによって獲得した素晴らしい成果だと喜んでいる。

これからは、そのことを実現させるためにがんばることである。

県議会での一般質問から見える沖縄の米軍基地。 ぜひご覧ください。 下記をクリック
①沖縄の小中学校で米軍機墜落を想定した避難訓練を強いられている異常な実態。(2月25日の一般質問から、4:16)
②普天間基地の危険な実態。(2月25日の一般質問、22:08)
③海兵隊は抑止力ではない侵略の軍隊。普天間基地は即時閉鎖、撤去せよ。(12月8日の一般質問、19:20)
④思いやり予算の廃止と普天間基地の撤去を。(9月議会での質問。15:06)

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