今日、嘉手納基地の飛行差し止めと爆音の被害補償を求めた裁判の控訴審判決が言い渡されました。
飛行差し止めはみとめられませんでしたが、爆音の被害をみとめ、国に56億円の賠償命令が出されました。
この判決言い渡しの事前集会が12時から開かれましたが、日本共産党を代表して私が連帯の挨拶をしました。
次が挨拶の要旨です。
「原告団、弁護団のみなさん、大変ごくろさまで。
日本共産党を代表して連帯の挨拶を述べたいと思います。
日米両政府は、口を開けば、沖縄県民の負担軽減と言い続けてきました。
しかし、この間の実態は、嘉手納基地の爆音はますますひどくなっているという実態が、県議会の中でも明らかにされてきました。
「心臓を突き刺す、殺人的な爆音」、これは自民党議員が嘉手納の爆音を表現した言葉です。
まさに、この「心臓を突き刺す、殺人的な爆音」が、保守・革新、子供、大人、お年寄り、一切関係なく襲いかかっています。
さる戦争で、沖縄は、本土防衛のための時間稼ぎの捨石作戦の捨石にされました。
戦後は、国体を守るために、米軍占領下の捨石にされました。
復帰後も、米軍基地の75%も押しつける、基地の島へと捨石にされ続けています。
さらに、静かな夜を返してほしい、当たり前の普通の生活をしたいという住民の訴えに対して、これを、これを受任限度の範囲内というのか。これはまさに、住民、県民を人間扱いしない捨石にする暴挙であり絶対に許せません。
政府は、私たち沖縄県民が、捨石にされつづけられても黙っていると思ったら大間違いです。
私たちにも、誇りがあります。子供たちや孫たちを守る勇気があります。
静かな夜をかえせ、「心臓を突き刺す、殺人的な爆音」をなくせ、これは、誰が見ても当たり前の願いです。
いまこそ、岩をも溶かす、熱い県民のエネルギーを結集して、必ず勝利しましょう。
日本共産党もみなさんと力を合わせて全力でがんばります」
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