2007年12月3日月曜日

瀬長亀次郎の演説の魅力とは

瀬長亀次郎生誕百年記念、講演と文化の夕べが浦添市で開催された。

赤嶺政賢衆院議員の挨拶のあと、演劇集団FECのコント「お笑いカメジロー」が繰り広げられた。

瀬長亀次郎を知らない世代のコントだけに、どういうものになるのか興味があったが、笑いと風刺ありで楽しかったが、やはり世代の相違は否めなかった。もっと若い世代の感覚を学ばなければならないかもしれない。

比屋根照夫先生の講演は、これまで私の中にあった、瀬長亀次郎の演説の魅力、大衆を引きつけたものは何かという疑問にこたえるものだった。

瀬長亀次郎の演説は、沖縄の方言を使い、痛烈に的を批判し人々を引きつけた。

それは、テレビ、ラジオのない時代に、その演説会が教育の場であり、情報伝達の場であった。

県民の沖縄戦の体験、米軍統治の不法、不理に対する怒り、その現実を瀬長亀次郎が代弁していた。

時代の苦悩を引き受けて、瀬長亀次郎の体験と共有し、瀬長亀次郎に託した時代だった。

比屋根先生の話はなるほどとうなずくものだった。

今日は貴重な話しを聞いた想いである。

私も、県民の声を代弁できるように、瀬長亀次郎の演説に学ばないといけない。

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