2011年5月15日日曜日

今日、沖縄の復帰記念日

5月15日は沖縄の日本復帰記念日。

69回目を迎えた。

沖縄戦で廃墟と化し、その後27カ年間に及ぶ米軍による植民地支配。

県民の苦難のたたかいで復帰を実現したが、現実は県民の望んだ基地のない平和な沖縄からはほど遠いものである。

今なお全国米軍専用施設の74%が押し付けられ、基地の重圧に苦しめられている。その上、普天間基地の代わりの基地として辺野古の海を埋め立て、100年も200年も使えるような基地を造ろうとしている。

これまでの沖縄振興も、米軍基地を押し付けることを前提にし、公共事業中心に組み立てられ、その大半が本土大企業に還元する仕組みがつくられた。

年収200万円未満の世帯はやく40%にのぼり、全国平均の2.2倍であるにもかかわらず、低所得者向けの公営住宅は全国平均の58%の整備率でしかない。全国並みにするには、あと2万戸必要である。

県民所得も全国の70%、失業率も倍近くあり、貧困と格差はますます広がるばかりである。

来年から新たな沖縄振興がはじまるが、今度こそ、基地のない沖縄を正面から掲げながら、県民のくらし、福祉、教育を重視いたものにする必要がある。

復帰記念日にあたって決意を固めるものである。



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