2008年12月6日土曜日

カジノの誘致に反対!公開講座に参加。

カジノについて考える公開講座があったので参加してきました。

沖縄に積極的に誘致しようという論者、反対の論者のパネル討論会もありました。

マカオなどのカジノの実態のビデオには驚きでした。

カジノが一体となった観光ツアーは、「女性つき」、つまり売春も行われているとのことでした。

ビデオではそのポスターや実際の超豪華ホテルのカジノの廊下は美人の女性が行き交い客を探しているシーンが映し出されていました。

カジノ誘致の論者はいいました。「沖縄県民は入れないようにする。観光客だけ、あるいはパスを持った人だけ入れるようにする」「都市からはなれたところで、県民は入れないようにすればいい」などなど・・・。

それって、カジノはよくないことを自ら証明したようなもの。

県民によくないものは、観光客にもよくありません。

沖縄の経済、観光を考えるなら、県民にも、子供にも、だれにでも喜んでもらえるようなものものこそ必要ではないでしょうか。

現在、法律で禁止されているギャンブルとカジノとかエンターテイメントなどと聞こえのいい言葉で沖縄に誘致することには絶対反対です。

沖縄の経済の発展は、沖縄の特徴を生かした産業の育成に力を注ぐべきだと思います。

それは、まず、日本で唯一の亜熱帯性気候を生かした農水産業の振興を図ること。県内食糧自給率は30%にまで低下しています。サトウキビを除くと6%です。主食の米にいたっては3%です。この食糧自給率向上に力をいれ、そこで働く人を増やし雇用を増やすことも大事です。
また、農水産業と第2次産業、製造業の協力で、沖縄の特性を生かした健康食品などは今後の大きな可能性を秘めています。これらのさらに伸ばすことが必要ではないでしょうか

観光では、沖縄の魅力である海、そら、山原の森などの貴重な自然を守りそれを観光に生かすことが大事です。貴重な海を埋立、今度はカジノの誘致などでは沖縄の貴重な観光資源を台無しにしてはいけないと思います。

3番目は、沖縄を福祉の拠点、癒しの拠点にすることも大事です。
介護の需要は高まるばかりですが、介護師さんの待遇が割るために離職者が相次ぎ、またなり手が不足しています。介護報酬の引き上げなどで介護師さんを思い切って増やす。看護師さんも不足しています。保母さんも待遇も改善が求められています。このような福祉を重視することで、多くの若者たちの働く場を確保できます。

4番目は、公的な仕事の必要な人数を確保することです。
消防士は県内合計で1325人不足しています。30人学級を実現すれば多くの新しい先生方必要です。

そして、基地をなくして行くことで、、新たな街づくりを進める大きな公共工事が生まれます。また、老朽校舎の改築、古くなった団地の改築など生活密着型の公共工事を進めることで雇用と仕事の確保ができます。

このような方向こそ、健全で自立した経済発展の方向だと私は考えています。

いずれにしても、今日の、カジノ講座は、賛成、反対の議論を聞いてあらためて沖縄の今後について考えるいい機会になりました。

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