2012年9月7日金曜日

H23年度決算審査意見書を提出

今日、監査委員として、H23年度決算審査意見書を沖縄県に提出しました。

知念、押鐘、新垣、渡久地の4人の委員が、上原副知事に意見書を手交。

県からは、副知事、総務部長、企業局長、病院事業局長らが対応しました。

審査結果については、

 「平成23年度沖縄県歳入歳出決算及び基金運用状況については、その計数は、いずれも正確であり、予算の執行や財務に関する事務については、関係法令に照らしておおむね適正に処理されていると認められた。
 しかしながら、一部の事業においては、会計検査院の実地検査の結果、不適正な会計処理が指摘され、国庫補助金を返還する事例が発生し、また、随時監査の結果、事業の執行において不正行為が明らかになったものがあった。
 また、沖縄県美術品等取得基金においては、美術品等の取得実績がなく、目的が達成されていなかった。」と指摘しています。

 意見交換の中で、私は特に、識名トンネルの補助金返還事件、医務課の不正行為事件など、県民の信頼を失う事件などを絶対に繰り返さない内部牽制体制の強化、会計事務に精通した職員が減少しているのでないかと指摘し、何らかの体制強化が必要と意見を述べました。

 また、県立病院の医療費個人負担分の未収金について、県立病院が救急患者をずべて引き受けているという県民の立場に立った病院という重要な役割の中で、生活困窮者などの未収金も増えているが、福祉部門との連携をもっと強化して解消をはかること、離島の県立病院附属診療所などの会計事務体制強化などを指摘しました。




意見を述べる渡久地修監査委員(左)、
右から知念代表監査委員、押鐘監査委員、新垣監査委員

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