2013年12月3日火曜日

特定秘密保護法廃案を求める沖縄県集会

 昨日、緊急の特定秘密保護法の廃案を求める県民集会が開催されました。
��50人の県民が参加し大きな怒りを表明し、廃案まで頑張ろうの決意を固めあいました。

呼びかけ団体のひとりとして、日本共産党県議団を代表して私が挨拶しました。
その要旨は次のとおりです。

 特定秘密保護法の廃案を求める緊急集会にお集まりいただいたみなさん、私達は、この稀代の悪法をなんとしても参院で廃案にせよと、全国の国民と連帯して頑張り抜こうではありませんか。

 安倍内閣は危険な暴走をはじめています。
沖縄県民の総意を踏みにじって、自民党国会議員、県連の「県外移設」という公約も、恫喝で撤回を迫り、ついに国会議員も県連も屈服して県内移設を容認しました。
 沖縄県民をねじ伏せても辺野古新基地建設を進めようとしています。

 八重山の教科書問題でも、先の戦争を美化するような教科書を使わせろと県教育委員会に是正要求を出し、これに従わないからと、教育長を文科省が呼び出して、指導なるものを行っています。ここでも指導という名の脅しであり、教育に対する政治的介入、地方自治への介入であります。

 そして、国家安全保障会議という戦争の司令塔づくりであり、戦前の大本営であります。

 さらに、この特定秘密保護法です。
 この法律が国民の目、耳、口をふさぎ、国民の知る権利を奪い、また、沖縄をはじめ全国民のオスプレイを撤去せよ、基地をなくせ、憲法を守れという国民の運動を監視し、弾圧する法律だということが明らかになってきました。

 みなさん、このようなに安倍内閣の暴走は何を目指しているのか。
 憲法解釈を変えで、集団的自衛権を行使できるようにすること。
 憲法を変えて国防軍をつくって、戦争ができる日本につくりかえるということです。
 だから、私達は、絶対に黙っていては行けないのです。
 再び沖縄戦の悲劇を繰り返してはならないというのが、私たち沖縄県民の譲ることのできない信条であります。
今こそ大きな運動を各方面で起こしていこうではありませんか。

 みなさん、安倍内閣の暴走は、暴走すればするほど、国民との矛盾が起こっています。

 沖縄でも、自民党国会議員や県連の公約破り押し付けに怒りが沸騰し、今日、那覇市議会は辺野古押し付けへの抗議の決議を全会一致で可決しました。
自民党の県連会長も辞任表明したと報道されました。
 県民の怒りを甘くみるなと言おうではありませんか。

 全国でも弁護士会やジャーナリスト、憲法学者や法律学者をはじめ、多くの国民が立ち上がり、全国の大手新聞も廃案にせよと社説に書き、沖縄の県内紙も廃案にせよと書いています。
 この沖縄でも、先日はマスコミ関係者の集会が開催され、今日は、沖縄弁護士会会長、憲法普及協会会長、県議会会派代表の呼びかけでしたが、多くの団体、個人が短期間に賛同していただきました。

 石原維新の会代表は、国会周辺は60年安保の時のようになってきていると嘆き、自民党石破幹事長に至っては、廃案を訴える大音響の声はテロに等しいと、国民の反対運動をテロ呼ばわりしました。

 安倍内閣は数の力で強行しようとしていますが、今の国民の急速な世論が安倍内閣を追い詰めている現れです。

残された時間は短いですが、最後の最後まで、世論を高めて必ず廃案に追い込んでいこうではありませんか。

渡久地修
 

高良鉄美・憲法普及協会会長
 

がんばろう

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