以下は、7月6日付の沖縄タイムスの記事です。
2012年10月に米軍普天間飛行場へ配備予定の垂直離着陸機MV22オスプレイをめぐり、09年の米議会公聴会で航空専門家が「兵士の生命を軽視することになる」と指摘していたことが5日、分かった。渡久地修県議(共産)が入手した、米下院監視・政府改革委員会のオスプレイに関する公聴会の議事録で明らかになった。
証言したのは、米国防総省に関係するNPO法人「国防分析研究所」(IDA)で09年まで主席分析官を務めたレックス・リボロ氏。オスプレイの問題点の一つとして「オートローテーション(自動回転)機能の欠如」を挙げた。オートローテーションはエンジンが停止した場合や異常が発生した時、機体降下で生まれる空気の流れからメーンローターの回転力を得て緊急着陸する仕組みで、基本的にすべてのヘリコプターに搭載されている。
リボロ氏は「オスプレイが安全にオートローテーションできない事実は、製造者や米海兵隊の間でも知られるようになった。民間の輸送機なら米連邦航空局(FAA)が定める耐空性基準をクリアできないという事実がほとんど重要視されていない」と指摘。その上で「FAAの耐空性基準は兵士輸送機にも適用されてきたが、オスプレイは米国防省の方針から初めて外れた」ことを明らかにした。
渡久地氏は「オスプレイは過去の5件の死亡事故も着陸時に起きているケースが多い。リボロ氏の証言は、着陸前の低空飛行時に深刻な危険があることを裏付けている」と話している。
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