寒い。
奄美では雪が降ったという。
やんばるではあられがふったという。
小さいころ、あられがよく降った。
トタン屋根の我が家はあられが降ると、パラパラと大きな音が聞こえた。
母が、豆やもやしを仕分けしている大きなバーキ(ザル)を持って表に飛び出し、あられをバーキいっぱいにすくったものだった。
あの時期は、あられは毎冬のことであった。
都会化が進み、アスファルトやコンクリートが広がり、あられが降ることもなくなった。
この寒さも、小さい頃はあたり前のような寒さだったと思う。
「沖縄にも冬があったのですね」と、寒い冬を忘れかけるような異常な暖冬が続いていただけに、久々のこの冷え込みは身にしみてくる。
人間の営みによって狂ったような異常気象が世界各地を襲っている。
洪水よ我が亡きあとに来たれ、後は野となれ山となれ、マルクスは資本主義の利潤第一主義をこのように喝破した。
この異常気象は、利潤第一主義の資本主義社会への地球の警告である。
地球が存続するためにも、利潤第一主義の社会を乗り越え、環境や人間のくらしを守る社会への発展が今こそ求められている。
不破哲三さんの連続古典講座は、この点も解明していくだろう。
寒い、寒いを連発しながら、しみじみとそう思っています。
そう言いながら、明日は秋田に出張です。
どんな寒さが待っているのでしょうか
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