八重山の中学校社会課・公民の教科書に、「新しい歴史教科書をつくる会」系の育鵬社の教科書を持ち込もうという蠢動のもと混乱が生じていました。
昨日、石垣市、竹富町、与那国町の教育委員全員が協議し、育鵬社版を不採択とし、東京書籍版を採択しました。
これまでの八重山地区教科書採択協議会の運営が特定の人によってゆがめられ、調査員が推薦もしていない教科書が突然、無記名投票、密室で採択されるなど、およそ考えられない事態が次々と強引に進められ、混乱が広がっていました。
八重山の住民や関係者らの批判が広がり、八重山や沖縄県内でもこのようなゆがんだ教科書への採択の動きに大きな批判と強い怒りが巻き起こっていました。
今回の、つくる会系の教科書の不採択は当然の結果ですが、特定の政治的意図をもった動きはこれからも続くことが予想されます。
戦争を知らない戦後生まれの世代が80%を占めるようになったもとで、沖縄戦の悲劇を後世に正しく伝えていく努力がますます重要になっていることを示しています。
琉球新報の記事
沖縄タイムスの記事
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