県道建設によるキャンプキンザーの一部基地用地の返還に伴って、基地への進入道路の建設が求められ、そのために基地内の郵便局が引っ掛かり、その郵便局の移転・建設を沖縄県が県民の税金から支出しようとしている問題での基地内現地調査でした。
そもそも戦争中に不当に奪った土地を返せというのに、その費用を補償せよ、その土地に立っている建物の補償を行えということも不当ならば、建物を移転・建築を地方自治体の沖縄県が支払うということも不当だとして共産党は県議会でも国会でも追及してきました。
今回の調査では、進入路建設はわざわざ郵便局をひっかける必要は全くないほど広々とした土地・空間が広がっているところで、ちょっと、進入路をずらせば済む問題であることも分かりました。
県の担当は、米軍の要請に基づきこの位置になったと明らかにしました。
裏を返せば、わざわざ郵便局がひっかっかるように進入路の位置をずらしたとしか思えないもので、普通の公共工事では考えられないやり方で、米軍は、古くなった建物を県民の税金で新しい建物を手に入れることになります。
県の担当は、郵便局の内部は確認していなく、機能についても米軍の言い分をそのまま聞いて、移転補償として建物を建てることになります。
古くなった郵便局が県民の税金で近代的な建物に代わる、ここにも米軍いいなりの政治の実態があらわれています。
退役軍人施設も戦後に建てられた、古ぼけたトタンのコンセット住宅がひっそりと立っていましたが、これに代わって浦添市が市民の税金で、鉄筋コンクリートの建物を建設していました。
思いやり予算の地方自治体版です。
異常なアメリカいいなりの実態が私たちのこの沖縄で進行しています。
キンザーの中は広々として、多くの倉庫群が整然と並んでいました。
世界へ展開する米軍の補給基地の実態に改めて怒りがわいてきました。
すべての米軍基地を返せ、異常なアメリカいいなりの政治を転換しましょう。
キャンプキンザーの入り口で
0 件のコメント:
コメントを投稿