先週、基地問題の講演で招かれ神戸に行った。
都市交通労働者の仲間たちの集まりだった。
そこで、私の書いた本も参加者に紹介するから持ってきてといわれ、「ほがらかに、ちょっとするどくなのだ」という題の本と、「市民の願いが市政を動かす」という本と、県議会での基地問題に絞った論戦のDVDビデオの3つをそれぞれ30冊づつ持っていった。
「ほがらかに・・・」という本は14年前の私が議員になる前のもので、紀行文なのかエッセイなのかわけのわからないチャンプルーなもので、「市民の願いが・・・」という本は、市議会での論戦と実績などをまとめたものである。
いずれも古くなっていて買わないだろうと思っていたのだが、そこに、思わぬ助っ人が現れたのだ。
会場に応援に来ていた「神戸のすーちゃん」という女性が、おもむろに、使用済みのカレンダーかポスターの裏に、持て来ていた、黒や赤や、青だのというごくありふれたマジックインクでひょひょい、ちょちょんと、本の紹介のポスターを書いてくれたのだ。
俗にいうポップ文字というものらしい。
暖かみのある、そしてきれいな文字に感激。
ワープロ、パソコンが出てくる以前は、ビラ作りなど手書きでやっていただけに、その難しさは分かっているつもりである。
しかし、すーちゃんの手から生まれる文字、ポスターは、芸術に近いものだ・・・と私は思う。
持っていた本とDVDは沖縄のたたかいに活用するからカンパの意味も含めて買ってくださいと主催者が紹介してくれていたことと、このすーちゃんの思いのこもったポスターのおかげで見事完売していました。
パソコンの文字だけを活用している今日この頃だが、改めて、手書き文字の暖かさと美しさに出会えてあらたな収穫のあった集いになった。
この小さなポスターは県議会の自分の部屋に貼り付けて本の宣伝に使うからともらってきた。
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