今日、嘉手納基地の飛行差し止めと爆音の被害補償を求めた裁判の控訴審判決が言い渡されました。
飛行差し止めはみとめられませんでしたが、爆音の被害をみとめ、国に56億円の賠償命令が出されました。
この判決言い渡しの事前集会が12時から開かれましたが、日本共産党を代表して私が連帯の挨拶をしました。
次が挨拶の要旨です。
「原告団、弁護団のみなさん、大変ごくろさまで。
日本共産党を代表して連帯の挨拶を述べたいと思います。
日米両政府は、口を開けば、沖縄県民の負担軽減と言い続けてきました。
しかし、この間の実態は、嘉手納基地の爆音はますますひどくなっているという実態が、県議会の中でも明らかにされてきました。
「心臓を突き刺す、殺人的な爆音」、これは自民党議員が嘉手納の爆音を表現した言葉です。
まさに、この「心臓を突き刺す、殺人的な爆音」が、保守・革新、子供、大人、お年寄り、一切関係なく襲いかかっています。
さる戦争で、沖縄は、本土防衛のための時間稼ぎの捨石作戦の捨石にされました。
戦後は、国体を守るために、米軍占領下の捨石にされました。
復帰後も、米軍基地の75%も押しつける、基地の島へと捨石にされ続けています。
さらに、静かな夜を返してほしい、当たり前の普通の生活をしたいという住民の訴えに対して、これを、これを受任限度の範囲内というのか。これはまさに、住民、県民を人間扱いしない捨石にする暴挙であり絶対に許せません。
政府は、私たち沖縄県民が、捨石にされつづけられても黙っていると思ったら大間違いです。
私たちにも、誇りがあります。子供たちや孫たちを守る勇気があります。
静かな夜をかえせ、「心臓を突き刺す、殺人的な爆音」をなくせ、これは、誰が見ても当たり前の願いです。
いまこそ、岩をも溶かす、熱い県民のエネルギーを結集して、必ず勝利しましょう。
日本共産党もみなさんと力を合わせて全力でがんばります」
2009年2月27日金曜日
2009年2月25日水曜日
大琉球島航海記
バジル・ホールの「大琉球島航海記」をやっと探して読むことができた。
市立図書館など貸出禁止になっていたために、図書館にこもって読む気にもなれなかったので長い間の懸案事項の一つだった。
このほど、ある場所で発見!
うれしくなって早速読んでみた。
朝鮮半島から琉球にかけての航海と島民との出会いや、身振り手振りでのやり取りや、朝鮮や琉球の人々が、外国人をいかに警戒しているかなどが細かく記されている。
そして、当時の琉球の人々の生活や社会構成などがある程度理解できるようである。
この本で面白いのは、当時の琉球側の記録も記されているが、そこでは「阿蘭陀船」「阿蘭陀人」となっていることである。当時の琉球では外国人はみんな阿蘭陀と表現したのであろう。
この阿蘭陀というのは、私たちが小さいころに父母などからも昔はみな外国人のことを「オランダー」と言っていいたことをよく聞かされていただけに、この記録をみて、何かを発見したような気がした。
蛇足だが、私たちが小さいころは、外国人はみんな「アメリカー」と呼んでいた。沖縄にいる外国人はアメリカ人だけであったことと、外人のことをすべて「アメリカー」と思っていたということからみても、当時の琉球の人々の「阿蘭陀」はとても微笑ましいものだと思う。
さらに、バジル・ホールは「吾々は一切の武器を見なかった。島民はつねに武器なぞはないと、はっきりいっていた」と書いている。
昔から、いくさを好まない平和を熱望している島だったのである。
また、この本の中で、「オランダー」と琉球人のやり取りの中で、琉球がいかに大きいところか、宮廷まで千里もあるので行くのにはすごい時間がかかる等々のやり取りの場面が出てくるが、これが実に面白い。というのも、このくだりを読んでいるときに、首里の御茶屋御殿のことをすぐに思い出したからである。御茶屋御殿は、首里の高台から与那原から南風原、大里、東風平、豊見城、那覇と広大な大地が一望できる。まるで大陸のような錯覚を覚える場所である。当時の首里王府は、中国の使者をここでもてなし、琉球がいかに大きな国であるかを示したかったということを聞いていたからである。なるほど、昔の人の知恵というか、国を守るための苦心が伺えるようである。
しかし、この千里云々は、「オランダー」一行にはすぐにばれていたことを知らなかったようである。
さて、この本では、バジル・ホール一行は、1816年2月に英国を出発し、朝鮮を経て、9月14日、伊江島近海を通って、9月15日に琉球に到着している。
今から190年以上も前の話である。
市立図書館など貸出禁止になっていたために、図書館にこもって読む気にもなれなかったので長い間の懸案事項の一つだった。
このほど、ある場所で発見!
うれしくなって早速読んでみた。
朝鮮半島から琉球にかけての航海と島民との出会いや、身振り手振りでのやり取りや、朝鮮や琉球の人々が、外国人をいかに警戒しているかなどが細かく記されている。
そして、当時の琉球の人々の生活や社会構成などがある程度理解できるようである。
この本で面白いのは、当時の琉球側の記録も記されているが、そこでは「阿蘭陀船」「阿蘭陀人」となっていることである。当時の琉球では外国人はみんな阿蘭陀と表現したのであろう。
この阿蘭陀というのは、私たちが小さいころに父母などからも昔はみな外国人のことを「オランダー」と言っていいたことをよく聞かされていただけに、この記録をみて、何かを発見したような気がした。
蛇足だが、私たちが小さいころは、外国人はみんな「アメリカー」と呼んでいた。沖縄にいる外国人はアメリカ人だけであったことと、外人のことをすべて「アメリカー」と思っていたということからみても、当時の琉球の人々の「阿蘭陀」はとても微笑ましいものだと思う。
さらに、バジル・ホールは「吾々は一切の武器を見なかった。島民はつねに武器なぞはないと、はっきりいっていた」と書いている。
昔から、いくさを好まない平和を熱望している島だったのである。
また、この本の中で、「オランダー」と琉球人のやり取りの中で、琉球がいかに大きいところか、宮廷まで千里もあるので行くのにはすごい時間がかかる等々のやり取りの場面が出てくるが、これが実に面白い。というのも、このくだりを読んでいるときに、首里の御茶屋御殿のことをすぐに思い出したからである。御茶屋御殿は、首里の高台から与那原から南風原、大里、東風平、豊見城、那覇と広大な大地が一望できる。まるで大陸のような錯覚を覚える場所である。当時の首里王府は、中国の使者をここでもてなし、琉球がいかに大きな国であるかを示したかったということを聞いていたからである。なるほど、昔の人の知恵というか、国を守るための苦心が伺えるようである。
しかし、この千里云々は、「オランダー」一行にはすぐにばれていたことを知らなかったようである。
さて、この本では、バジル・ホール一行は、1816年2月に英国を出発し、朝鮮を経て、9月14日、伊江島近海を通って、9月15日に琉球に到着している。
今から190年以上も前の話である。
2009年2月24日火曜日
むなしい・・・「県としては粘り強く日米両政府に・・・」
県議会での基地問題での知事や公室長のおきまりの答弁がある。
「県としましては、日米両政府に粘り強く基地負担の軽減を訴えている」
��年365日繰り返している沖縄県政の言葉です。
仲井真県政は、安保容認、辺野古への基地建設推進の立場です。
アメリカからは、沖縄への基地存続の一番の理解者と写っているのでしょう。
だから、演習や爆音被害が増大しようがおかまいなし。
だって、アメリカにとってよき理解者がいるのだから・・・・!
県議会の答弁を聞くたびにそう思います。
早く、アメリカ言いなりの政治そのものを変えたいものです。
そのためにも日本共産党を大きくしなくてはと思います。
「県としましては、日米両政府に粘り強く基地負担の軽減を訴えている」
��年365日繰り返している沖縄県政の言葉です。
仲井真県政は、安保容認、辺野古への基地建設推進の立場です。
アメリカからは、沖縄への基地存続の一番の理解者と写っているのでしょう。
だから、演習や爆音被害が増大しようがおかまいなし。
だって、アメリカにとってよき理解者がいるのだから・・・・!
県議会の答弁を聞くたびにそう思います。
早く、アメリカ言いなりの政治そのものを変えたいものです。
そのためにも日本共産党を大きくしなくてはと思います。
2009年2月23日月曜日
何とかならないかな・・・アメリカべったりの沖縄県政
代表質問も終わり、今日から一般質問が始まりました。
いま、世界でもアメリカべったりからの脱却が進んでいるのに、沖縄の仲井真県政は、相変わらずアメリカべったり。
安保賛成、新基地建設推進、グアム協定も賛成・・・。
自立した考えがまるでない!
答弁を聞いていてほんとうにそう思います。
日米両政府にものをいうことができない・・・。
こんな政治は早くかえましょう。
議場にいてつくずく思います。
いま、世界でもアメリカべったりからの脱却が進んでいるのに、沖縄の仲井真県政は、相変わらずアメリカべったり。
安保賛成、新基地建設推進、グアム協定も賛成・・・。
自立した考えがまるでない!
答弁を聞いていてほんとうにそう思います。
日米両政府にものをいうことができない・・・。
こんな政治は早くかえましょう。
議場にいてつくずく思います。
2009年2月22日日曜日
郵政民営化の正体・・・
「かんぽの宿」の売却問題・・・。
多くの国民が怒っています。
沖縄でも、郵政民営化で売却された土地のことに怒りが広がっています。
八重瀬町の約1万平方メートルの土地が、千円で売却された。坪千円ではありません、全部で千円。
そして、それを4900万円で転売。
こんどはかんぽの宿をオリックスに一括払い下げが大問題に・・・。
そのうらに米証券のメリルリンチがアドバイーザーとして動き、6億円もらうことになっていたと・・・。
まさに、国民の財産を食い物にするもの・・・。
郵政民営化すれば、何もかもうまくいくといって前の衆院選挙で大宣伝した自民党でしたが、
その改革の正体がみえてきたのではないでしょうか。
詳しくは、今日の赤旗日曜版をご覧ください。
赤旗日曜版の購読申し込みは
多くの国民が怒っています。
沖縄でも、郵政民営化で売却された土地のことに怒りが広がっています。
八重瀬町の約1万平方メートルの土地が、千円で売却された。坪千円ではありません、全部で千円。
そして、それを4900万円で転売。
こんどはかんぽの宿をオリックスに一括払い下げが大問題に・・・。
そのうらに米証券のメリルリンチがアドバイーザーとして動き、6億円もらうことになっていたと・・・。
まさに、国民の財産を食い物にするもの・・・。
郵政民営化すれば、何もかもうまくいくといって前の衆院選挙で大宣伝した自民党でしたが、
その改革の正体がみえてきたのではないでしょうか。
詳しくは、今日の赤旗日曜版をご覧ください。
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2009年2月21日土曜日
グアム協定反対、辺野古基地建設をやめさせよう
グアムへの基地建設協定について、昨日の代表質問でも取り上げました。
基地の機能強化、安保条約問題など取り上げましたが、グアム協定については下記の通りです。
「グアムの基地建設協定は、米軍再編のパッケージの押しつけを協定に書き込むことで拘束力を持たせ、日米合意を強引に押し付けるものです。去年、沖縄県議会は、新基地建設反対の決議と意見書を可決しました。この沖縄県民の意思を踏みにじる暴挙です。また、この協定は、アメリカが、グアムをハワイや沖縄と並ぶ、あらたな米軍の戦略拠点にするというものです。沖縄の負担軽減を口実にして、それとは関係のないアンダーセン空軍基地やアプラ湾の基盤整備も予算に計上されています。日本政府の「日本の負担は沖縄の海兵隊の移転に伴い施設整備に限定する」というこれまでの説明を覆すもので、米軍基地強化のため、国民の税金を他国の基地建設にまでつぎ込むものであり、絶対に許されないものです。これは実質上の安保条約の大改悪ではないか。知事はキッパリと反対すべきです。知事の見解を求めます。」
昨日の昼間は、グアム協定反対の緊急県民集会があり参加しました。
また、昨日は、アメリカ下院軍事委員会のメンバーが知事訪問のため県庁にきました。その際、野党の議員団そろって去年の辺野古移設反対の県議会決議を渡しました。
グアム協定についての日本共産党や国会での動きは下記をクリックしてください。
昨日の代表質問の赤旗記事
グアム協定についての日本共産党の見解
赤旗記事
笠井議員の国会質問
基地の機能強化、安保条約問題など取り上げましたが、グアム協定については下記の通りです。
「グアムの基地建設協定は、米軍再編のパッケージの押しつけを協定に書き込むことで拘束力を持たせ、日米合意を強引に押し付けるものです。去年、沖縄県議会は、新基地建設反対の決議と意見書を可決しました。この沖縄県民の意思を踏みにじる暴挙です。また、この協定は、アメリカが、グアムをハワイや沖縄と並ぶ、あらたな米軍の戦略拠点にするというものです。沖縄の負担軽減を口実にして、それとは関係のないアンダーセン空軍基地やアプラ湾の基盤整備も予算に計上されています。日本政府の「日本の負担は沖縄の海兵隊の移転に伴い施設整備に限定する」というこれまでの説明を覆すもので、米軍基地強化のため、国民の税金を他国の基地建設にまでつぎ込むものであり、絶対に許されないものです。これは実質上の安保条約の大改悪ではないか。知事はキッパリと反対すべきです。知事の見解を求めます。」
昨日の昼間は、グアム協定反対の緊急県民集会があり参加しました。
また、昨日は、アメリカ下院軍事委員会のメンバーが知事訪問のため県庁にきました。その際、野党の議員団そろって去年の辺野古移設反対の県議会決議を渡しました。
グアム協定についての日本共産党や国会での動きは下記をクリックしてください。
昨日の代表質問の赤旗記事
グアム協定についての日本共産党の見解
赤旗記事
笠井議員の国会質問
2009年2月20日金曜日
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【動画、1分16秒】 代表質問で沖縄県平和推進基本条例の提案を行いました。先日アップした動画をさらに短縮してみました。 #沖縄県議会 #日本共産党 #渡久地修